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【市況】東京株式(前引け)=小反落、朝高後は戻り待ちの売りに押される

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 2日前引けの日経平均株価は前営業日比20円84銭安の2万7495円69銭と小幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億6066万株、売買代金概算は1兆3370円。値上がり銘柄数は869、対して値下がり銘柄数は854、変わらずは112銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は引き続き方向感の見えにくい地合いで、日経平均株価は朝方に高くスタートしたものの、買い一巡後は値を消す展開となり前引けは小幅ながらマイナス圏で引けている。前日の米国株市場は高安まちまちだったものの、米長期金利がフシ目の4%台に乗せてきたことで、ハイテク系グロース(成長)株を中心に売りに押される銘柄が目立った。戻り待ちの売りに押された格好だが、押し目買いニーズも活発で2万7000円台半ばは強弱観が対立している。個別でみても値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも800台後半で拮抗している。

 個別ではレーザーテック<6920>が活況商いのなかも下値模索の動きが続いているほか、前日に買われた東京エレクトロン<8035>もきょうは売り優勢の展開に。ソニーグループ<6758>が軟調、花王<4452>も売りに押された。日本金銭機械<6418>が大きく値を下げ、マネーフォワード<3994>、ラクーンホールディングス<3031>なども安い。半面、日本製鉄<5401>がしっかり、ファーストリテイリング<9983>も買い優勢。三菱商事<8058>、住友金属鉱山<5713>などが高い。安永<7271>は前日に続くストップ高カイ気配、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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