【市況】株価指数先物【昼のコメント】　2万7500円を中心とした上下の権利行使価格2万7375円～2万7625円でのレンジ推移

　日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の2万7470円（-0.21％）前後で推移。寄り付きは2万7490円と、シカゴ日経平均先物清算値（2万7485円）にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行した。その後は買い戻しが優勢となり上昇に転じると、中盤にかけて一時2万7610円まで上げ幅を広げる場面も見られた。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ水準までのリバウンドで短期的な達成感が意識され、終盤にかけてはクローズの動きが強まり下落に転じると、2万7400円とボリンジャーバンドの-1σの水準まで売られた。

　日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σと-1σによるレンジ内で推移しており、オプション権利行使価格では2万7500円を中心とした上下の権利行使価格2万7375円～2万7625円での値動きだった。レンジ下限水準まで下げたこともあり、前場半ばにかけてのロングに対するリバランスは一巡したであろう。ランチタイムでは25日移動平均線を上回って推移を見せているため、後場は2万7500円辺りでのこう着感の強い値動きになりそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で13.79倍に上昇した。朝方は13.75倍に低下する場面も見られたが、指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証Ｐ]、ソフトバンクグループ <9984> [東証Ｐ]が日経平均型を下支えする格好となり、ややNTロング優位の流れとなった。

株探ニュース