貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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2502 アサヒ

東証P
1,662.5円
前日比
+28.0
+1.71%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.9 0.97 2.83 20.34
時価総額 25,287億円

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<動意株・27日>(大引け)=アサヒ、ラサ商事、ユニポスなど

 アサヒグループホールディングス<2502>=上昇トレンド継続。今年に入ってからの高値を更新。昨年8月下旬以来約半年ぶりの株価水準に浮上するなど異彩を放っている。コロナ禍から解放され、今年の花見シーズンは活況が予想されることでビール需要に追い風が強まるとの見方があるほか、ビール業界は製品価格値上げによる採算改善効果も追い風となっており、株価の上値期待が強い。また同社株は、株式需給面から信用取引の買い残が少なく、売り残が買い残を上回る売り長の状態にあり直近信用倍率は0.6倍強。また日証金では株不足状態で逆日歩がついており、踏み上げ相場の色彩も強い。

 ラサ商事<3023>=急反発で昨年来高値を更新。前週末24日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を286億円から296億円(前期比5.5%減)へ、営業利益を23億円から28億円(同9.8%増)へ、純利益を17億5000万円から21億円(同4.3%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を29円から39円へ引き上げたことが好感されている。資源・金属素材関連事業で、取り扱い原料の相場価格上昇に伴う増収が見込まれることにくわえて、産機・建機関連事業で国内・海外ともにポンプの販売が好調に推移する見込みであることが要因としている。なお、年間配当は68円(前期50円)となる予定だ。

 Unipos<6550>=一時ストップ高。ここ底値圏を這う動きを続けてきたが、きょうは物色の矛先が向かい急動意となった。同社は前週末24日、従業員同士がメッセージや少額のインセンティブを送りあえるサービス「ピアボーナスUnipos」について、アサヒグループホールディングス<2502>傘下のアサヒグループジャパンが2月から導入したと発表。これを買い材料視する向きが強まっているようだ。

 アーレスティ<5852>=前週末に続き昨年来高値更新。同社株の600円台手前の水準は戻り売り圧力の強さが意識されやすい水準だが、600円台に入ると株式需給面から上値が軽くなる。自動車向けを中心とするダイカスト大手で、事業提携などを含めた電気自動車(EV)シフトに対応した経営戦略にも前向きに取り組んでいる。PBR0.25倍と会社解散価値の4分の1の低い水準に放置されており、株価見直しの動きが顕在化している。なお23年3月期は営業損益が15億円(前期は24億2200万円の赤字)と黒字転換を見込んでおり、業績面でも回復色が強い。

 オルトプラス<3672>=急速人気にストップ高。前週末24日の取引終了後、ブロックチェーン「人狼ゲーム」プロジェクトに開発パートナーとして参画すると発表しており、好材料視されている。同プロジェクトは、人狼ゲームの第一人者であるカズ・スズキ氏によるブロックチェーンゲームプロジェクト「WLF PROJECT」で、同社はその第1弾企画である新機軸の人狼カードバトルゲームアプリ「WOLF-FLOW」の開発パートナーとして参画し、企画開発を推進するという。今後、9月のテスト版リリースに向けて開発を推進するとしており、今後の更新情報は、同プロジェクトティザーサイトや同社のホームページなどで公開するとしている。

 アジアパイルホールディングス<5288>=大幅高で7日続伸。一気に昨年来高値を更新した。同社はコンクリートパイル製造及び施工で業界首位級の実力を持つ。国内だけでなく、ベトナムを中心にアジアで幅広く活躍の場を広げ、持続可能な開発目標いわゆるSDGsへの取り組みにも前向きに取り組んでいる。業績は足もと急拡大基調にあり、23年3月期営業利益は期初予想を大幅に増額して前期比2.7倍の60億円を見込み、過去最高利益を更新する見通しだ。そうしたなか、前週末24日取引終了後、今期の配当計画の見直しを発表し、従来計画に10円増額となる年30円とすることを発表、これを材料視する買いを呼び込む形となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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