27日の株式相場見通し=売り優勢の地合いに、米株大幅安を嫌気
27日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の地合いとなりやすい。前週末の欧州株市場が全面安だったほか、米国株市場でもリスク回避ムードのなか主要株価指数が揃って大幅下落したことで、投資家心理が悪化しそうだ。米国では発表された1月の個人消費支出(PCE)が市場予想を上回る強い数値だったことで、インフレ加速が警戒されるなか、FRBによる金融引き締め長期化の思惑が売りを誘発する格好となった。NYダウは一時500ドルを超える急落をみせた。また、米長期金利が再び4%近くまで上昇したことでハイテク系グロース(成長)株などへの下値リスクが改めて意識され、ナスダック総合株価指数の下落率はNYダウを上回った。東京市場では前週末に日経平均が先物主導で買い戻され350円ほど水準を切り上げたが、きょうは目先筋の売り圧力が高まるなか、2万7000円台前半で見送りムードの強い展開が想定される。ただ、外国為替市場では急速にドル高・円安基調にあることで、これが下値を支える要因となる可能性はある。
24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比336ドル99セント安の3万2816ドル92セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同195.459ポイント安の1万1394.942だった。
日程面では、きょうは1月の外食売上高のほか、参院で次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取が行われる。海外では1月の米耐久財受注、1月の米仮契約住宅販売指数など。
出所:MINKABU PRESS
24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比336ドル99セント安の3万2816ドル92セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同195.459ポイント安の1万1394.942だった。
日程面では、きょうは1月の外食売上高のほか、参院で次期日銀総裁候補の植田和男氏の所信聴取が行われる。海外では1月の米耐久財受注、1月の米仮契約住宅販売指数など。
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