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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2982 ADワークスグループ

東証P
206円
前日比
+2
+0.98%
PTS
210円
23:41 12/12
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.3 0.55 4.85 279
時価総額 102億円

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─低金利継続で浮上に転じる銘柄群を狙う!


「低金利継続で浮上に転じる銘柄群を狙う!」

●安定感で市場の信頼を得た日銀総裁候補

 衆院での所信聴取に対してどんな返答をするのだろう。大いに気になっていた次期日銀総裁候補の植田和男氏の発言に安堵した。ほぼ予想&期待通りの内容だったからだ。

 金融市場や一部マスコミ、旧日銀関係者たちの中には、大規模金融緩和の早急な解除を求める声が多かった。もちろん、黒田現総裁によって10年継続された金融政策には問題があるとの見方からだが、植田氏はこの点についてすでに総裁候補に名前があがった時点で、「日銀が行ってきた金融政策は適切。大規模金融緩和は継続した方がよい」との見解を示していた。

 それは突然、候補者に浮上し、いきなりマスコミのインタビューに直面したことで、とっさに口から飛び出した可能性もあったが、植田氏は衆院でも同じ答弁を繰り返した。

 改めて書くまでもないが、植田氏は金融分野で現在最高の学識と実績を持つ存在だ。そんな人物が、「現在の金融政策は適切。継続した方がよい」と述べているのだ。これは金融の専門家ではない私はもちろん、市場関係者たちも「はい。そうですね」と受け入れざるを得ない。

 大谷選手がバットの振り方を聞かれて、「こんなふうに振るんです」と答えてくれたら、その通りにするしかないのと同じだ。

 市場もさすがに「植田氏の政策は受け入れがたい」とはならず、24日に日経平均株価は349円高と大幅反発したが、これは市場やその他外野の圧力よりも、「金融政策を安直に変えない⇒安定感がある」と、この点に対する信頼感が評価されたと見てよい。

 中央銀行の総裁に求められる資質は、専門知識だけでなく、バランスのとれた安定感だ。植田氏にはそれがあるように見受けられ、投資する立場としては今後投資がしやすくなるといえる。

●底上げ相場のターゲットは?

 そこで、どんな銘柄に投資するかだが、底上げ相場になる可能性が高いため、低金利の継続で浮上に転じる可能性が高い銘柄に目を向けたい。

 具体的には、まずは証券株になり、最大手に敬意を表して野村ホールディングス <8604> [東証P]、中国株の取引に強いと定評のある東洋証券 <8614> [東証P]になる。

 金利が上がりにくいとなると当然、不動産も買いやすくなる。中古マンション・ビルをリニューアルし、富裕層向けに販売しているADワークスグループ <2982> [東証P]、投資用コンパクトマンション販売に強いグローバル・リンク・マネジメント <3486> [東証P]も株価の値動きはスローながら続伸する確率は高いとみる。

 飲食店向けの小規模店舗の転貸借でブランド力が高いテンポイノベーション <3484> [東証P]も、今後東京23区を中心に飲食店の新規開店が見込めるため株も魅力的だ。

 金利動向に直接関係ない業界にも目を転じておくと、食品成形機の大手メーカー・レオン自動機 <6272> [東証P]になる。包あん機械や製パン機械などが世界的に販売は好調で、株価も好感高が見込める。

2023年2月24日 記

株探ニュース

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