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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「日米ともにチャートは陰転、"好機"を待つ」

株式評論家 富田隆弥

日経平均株価は、2月になり2万7500円~2万7700円のゾーンでもみ合いを続けた。日経225先物の日足は陽線と陰線を交互に描く「鯨幕相場」を描き、買い方と売り方の攻防が拮抗していた。

◆だが、22日に日経平均株価は368円安の2万7104円と下落。日足はもみ合いを下放れて、ポイントであった2万7200~2万7300円台に集まる移動平均線を割り込んだ。日足チャートはこれで「陰転」を暗示し、もみ合いの攻防は売り方に軍配が上がった形だ。

◆米国のNYダウも21日に697ドル安の3万3129ドルと下げ、3カ月続けたもみ合いを下放れ、3万3500ドル台にある75日移動平均線を下回った。昨年10月安値の2万8600ドル台から12月高値の3万4700ドル台まで上昇したNYダウの日足チャートは、これで「調整入り」を示唆するシグナルが灯った。

◆調整入りを暗示しても、すぐに大きく下げるとは限らない。押し目買いや買い戻しにより目先的には反発(リバウンド)も見せるだろう。だが、チャートの調整入りは「需給悪化」を示唆するものであり、「戻り売り」の展開になりやすい。現時点で日経平均株価が好転するには2月6日高値の2万7821円突破は必須で、逆に下値メドは2万6000円~2万5600円であり、あとは米国次第となる。

◆もうじき年度末となる日本。3月はメジャーSQ(10日)や所得税の納税期日(15日)も重なり、株式市場の需給はタイト(売り優勢)になりやすく、彼岸(21日)まで気が抜けない。需給は相場最大の材料である。ただ、見方を変えれば「3月の安値が好機」となる。いまは無理せず“好機”を待つところでもある。

(2月22日 記、次回更新は3月4日を予定)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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