Abalance---2Qは前年比売上高4.2倍、経常利益17.2倍、増配も発表
Abalance<3856>は14日、2023年6月期第2四半期(22年7月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比320.5%増の1,120.71億円、営業利益は同870.5%増の51.67億円、経常利益は58.60億円(前年同期は3.40億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同182.3%増の22.69億円となった。
太陽光パネル製造事業、グリーンエネルギー事業が引き続き、連結業績を牽引した。太陽光パネル製造事業では、太陽光パネル製造販売を営むベトナムVSUNにおいて、脱炭素化を志向する欧米市場向けのパネル受注・販売が想定を超えて推移し、価格転嫁、コンテナ運賃のピークアウト等により利益率も大きく改善したことから、大幅な増収増益となった。
グリーンエネルギー事業では、太陽光発電所及び太陽光発電設備に係る物品販売を継続したほか、安定収益確保のため、発電所の自社保有化を更に推進した。PPA事業者として、リソースを補充のうえ、ノンフィット等の新規事業も強化していく方針だ。
2023年6月期通期業績予想については、2月13日に当期2度目の上方修正を発表。不確実性のある外部環境下にも関わらず、VSUNの業績が極めて好調なため、今後の業績が更に上振れすることを確認し得た場合、速やかに開示するとしている。売上高は前期比89.3%増の1,750.00億円、営業利益は同312.3%増の70.00億円、経常利益は同383.3%増の73.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同292.1%増の34.00億円。
通期連結業績の上方修正を受けて、中期経営計画も数値の見直しが必要になることから、2024年6月期の目標値の修正等が纏まり次第、速やかに中期経営計画の上方修正を公表する予定としている。
また、同日、未定としていた中間配当について、1株当たり3.00円(分割前で前期比1.00円増配)とすることを併せて発表した。
《YI》
提供:フィスコ