ソフィアホールディングス---3Qは減収なるも、インターネット関連事業は2ケタの増収増益に
ソフィアホールディングス<6942>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.2%減の71.72億円、営業利益が同54.4%減の2.83億円、経常利益が同51.0%減の3.07億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同89.5%減の0.46億円となった。
インターネット関連事業の売上高は前年同期比26.1%増の11.31億円、セグメント利益は同39.7%増の1.01億円となった。SES事業及び大手ハードウェアメーカーの顧客向けインフラ構築支援サービスの売上高が営業活動の強化により増加した。顧客の情報システム部支援サービスやメールセキュリティサービスにおける新規顧客獲得の拡大、不動産事業者向けクラウドサービスにおけるAIを利用したオプション機能の追加等もあった。
通信事業の売上高は前年同期比63.7%減の9.26億円、セグメント利益は同97.4%減の0.08億円となった。MVNO事業については、第2四半期連結累計期間までは堅調に推移したが、当第3四半期連結会計期間において、営業プロセスの見直しを行ったため、当第3四半期連結累計期間では前年同期比の売上高の伸びが鈍化した。FVNO事業については、着信課金サービスに関する取引を6月途中から停止し、9月末日をもって当該サービスから撤退した。
調剤薬局及びその周辺事業の売上高は前年同期比2.5%減の51.33億円、セグメント利益は同34.4%減の1.97億円となった。処方箋枚数は増加したものの、薬価改定や新型コロナウイルス感染症の発熱外来増加による処方箋単価の減少により、売上高は前年同期比で減少した。当第3四半期連結会計期間末における同社グループの調剤薬局総数は、2店舗を開局したことにより、58 店舗となった。
2023年3月期通期については、売上高が前年同期比20.8%減の93.32億円、営業利益が同63.1%減の3.26億円、経常利益が同65.0%減の3.11億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同92.2%減の0.48億円とする、1月12日に公表した連結業績予想を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ