日本創発グループ---22年12月期は2ケタ増収・大幅な増益、クリエイティブサービス事業の領域拡大を推進
日本創発グループ<7814>は14日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比17.9%増の644.16億円、営業利益が同86.2%増の32.48億円、経常利益が同50.6%増の36.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同110.5%増の20.03億円となった。
同社グループは、顧客に、より付加価値の高いサービスを提供するため、事業環境の変化や事業戦略に基づき将来の成長分野に事業資産を機動的に集中させている。岡山市の研精堂印刷では、枚葉・輪転印刷から製本までを一貫して行う新工場を稼働させ西日本地域での生産体制を強化した。また、茨城県行方市にグラビア印刷機と各種用途に応じた自動製袋機を備え、様々な形状の商品生産と短納期対応を強みとする工場を持ち、パッケージ・包装資材および販促商品の企画・製造・販売を行うリングストンを連結子会社とした。さらに、広告宣伝の企画・立案・制作を事業とするダイアモンドヘッズ、モデルマネジメントを事業とするバークインスタイル、「GetNavi」「CAPA」「ムー」「TV ライフ」「POTATO」「BOMB」「mer」「FYTTE」「学研キッズネット」など広く深く認知されている定期雑誌ブランドを保有するワン・パブリッシング、映像・音響・ICTに関わるプロジェクトをワンストップで提供するジャパンブロードキャストソリューションズ、屋外広告・交通広告を中心に特化し独自のノウハウと実績をもつ大光宣伝およびその関係会社2社を連結子会社とし、メディア関連事業を強化した。企画提案・製造・制作から配信までをトータルでカバーできるユニークな企業体として、クリエイティブサービス事業の領域拡大に取り組んできた。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.7%増の700.00億円、営業利益が同1.6%増の33.00億円、経常利益が同1.5%増の37.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.8%増の22.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ