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ダウ平均は下げ渋るもマイナス圏で推移 米CPIでタカ派な雰囲気広がる=米国株後半

NY株式14日(NY時間15:40)
ダウ平均   34149.51(-96.42 -0.28%)
ナスダック   11972.36(+80.57 +0.68%)
CME日経平均先物 27740(大証終比:+120 +0.43%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ渋っているものの、マイナス圏での推移となっている。きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。一時400ドル超下落する場面も見られた。取引開始前に発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場にはタカ派な雰囲気が広がった。

 米CPIはほぼ予想通りではあったものの、持続的インフレを示す内容ではあった。パウエルFRB議長が注目する住居費を除いたコアサービスのインフレ、いわゆる「スーパーコア」も伸びは緩かったものの有意義な低下までは見られておらず、先日の米雇用統計後のタカ派なFRBを正当化する内容との受けとめのようだ。

 米CPIを受け短期金融市場は3月に続き、5月も0.25%の利上げ期待が高まっているほか、6月利上げの可能性も視野に入れ始めている。また、年内利下げ期待も後退している。

 ただ、米CPI発表後に伝わったハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の発言は「われわれはまだ仕事が終わっていないが、恐らく金利は十分抑制的な領域に近づいている」と述べていた。市場の一部からは、FRBは発表前とスタンスはそれほど変化はないのではとの見方も出ているようだ。

 ボーイング<BA>が上昇。インド航空がボーイング737Maxを190機、787を20機、777Xを10機購入することで合意したと伝わった。

 エヌビディア<NVDA>が続伸。アナリストの目標株価引き上げが伝わった。人工知能(AI)の可能性を挙げている。

 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け大幅高。GAAP基準での1株利益が赤字予想に反して初の黒字を計上したことが好感されている模様。

 動物用医薬品のゾエティス<ZTS>が決算を受け上昇。通期のガイダンスで売上高見通しが予想を上回ったことが好感された。

 ホテルのマリオット・インターナショナル<MAR>が決算を受け上昇。世界的に旅行市場が回復したことが寄与したほか、W杯で中東の1日販売可能客室売上高(RevPar)が44%伸びた。

 バイオ医薬品のフュージョン・ファーマシューティカルズ<FUSN>が大幅高。前立腺がん治療薬候補「FPI-2265」の中期臨床試験に向けた治験薬申請を取得したと発表した。

パランティア<PLTR> 9.19(+1.58 +20.70%)
エイビス・バジェット<CAR> 243.13(+22.63 +10.26%)
アリスタ<ANET> 141.84(+5.84 +4.29%)
ゾエティス<ZTS> 172.91(+9.77 +5.99%)
マリオット<MAR> 180.56(+6.19 +3.55%)
フュージョン<FUSN> 4.54(+0.92 +25.41%)

アップル<AAPL> 153.34(-0.51 -0.33%)
マイクロソフト<MSFT> 273.09(+1.77 +0.65%)
アマゾン<AMZN> 99.44(-0.10 -0.10%)
アルファベットC<GOOG> 94.98(-0.03 -0.03%)
テスラ<TSLA> 208.89(+14.25 +7.32%)
メタ・プラットフォームズ<META> 179.83(+0.40 +0.22%)
AMD<AMD> 85.90(+2.77 +3.33%)
エヌビディア<NVDA> 229.53(+11.65 +5.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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