SBSホールディングス---22年12月期増収増益、売上高・営業利益・経常利益は5期連続で過去最高値を更新
SBSホールディングス<2384>は10日、2022年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.9%増の4,554.81億円、営業利益が同5.5%増の218.44億円、経常利益が同4.5%増の214.04億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.7%増の117.32億円となった。
物流事業の売上高は前年同期比14.5%増の4,332.95億円、営業利益は傭車費、燃料費の増加や新制服導入費用の計上等があり、同0.8%減の154.23億円となった。既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得に注力した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大きく落ち込んだ企業間物流が海外を含めて回復したことや、即日配送事業におけるネット通販需要の取り込み等により、増収となった。
不動産事業の売上高は同21.2%減の134.23億円、営業利益は同0.8%減の62.82億円となった。開発事業では、グループの3PL、4PL事業を推進するために、顧客の物流ニーズに合った大型倉庫を土地の取得から建設まで一貫して行っている。賃貸事業では、グループで保有する倉庫、オフィスビル、レジデンス等から賃貸収益を得ている。同社は、将来の投資に向け物流不動産を流動化し資金を回収しており、流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めている。当期の物流不動産流動化の実績として、横浜金沢物流センターの信託受益権の一部譲渡を実施している
その他事業の売上高は同8.1%増の87.62億円、営業利益は同7.5%減の4.02億円となった。その他事業の主なものは、人材派遣事業、マーケティング事業、太陽光発電事業及び環境事業となっている。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の4,570.00億円、営業利益が同4.4%増の228.00億円、経常利益が同4.2%増の223.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.3%増の120.00億円を見込んでいる。
同日、2022年12月通期の当期純利益が当初予想を上回ったことから、1株当たりの配当金を直近の配当予想から2.00円増配の61.00円とすることを発表した。これは前年度に比べて6.00円の増配となる。
《NS》
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