９日の米株式市場の概況、米長期金利上昇でＮＹダウは２４９ドル安

　９日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２４９．１３ドル安の３万３６９９．８８ドルと続落した。
　
　米長期金利の上昇を警戒しＮＹダウ、ナスダック指数ともに下落した。朝方は３００ドルを超える上昇で始まったが、買い一巡後は売りが膨らみマイナス圏に転じた。米１月雇用統計を受け金融引き締め長期化が懸念されており、来週発表される米消費者物価指数（ＣＰＩ）なども警戒された。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>が安く、アルファベットC<GOOG>が続落した。ホーム・デポ<HD>やコカ・コーラ<KO>が安く、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やプロクター・アンド・ギャンブル<PG>も値を下げた。半面、テスラ<TSLA>が高く、エヌビディア<NVDA>や台湾積体電路製造（TSMC）ADR<TSM>が堅調。セールスフォース<CRM>やユナイテッドヘルスグループ<UNH>がしっかり。

　ナスダック総合株価指数は１２０．９４１ポイント安の１万１７８９．５７９と続落した。

出所：MINKABU PRESS