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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 GCジョイコ、東エレク、神戸鋼 (9日大引け後 発表分)

GCジョイコ <日足> 「株探」多機能チャートより

 2月9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 GCジョイコ <6249> [東証S]  ★今期経常を一転3.1倍増益に上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→40億円に5.7倍上方修正。従来の44.9%減益予想から一転して3.1倍増益見通しとなった。第3四半期に市場投入されたスマートパチスロ対応ユニットの販売が好調に推移し、売上高が計画を69.2%も上回ることが利益を押し上げる。

 太平電業 <1968> [東証P]  ★今期経常を19%上方修正、配当も10円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の106億円→126億円に18.9%上方修正。減益率が19.2%減→4.0%減に縮小する見通しとなった。継続して施工体制構築とコストダウン推進による原価低減を進めたことによって、火力他補修工事や海外工事を中心に利益率が向上したことが上振れの要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の100円→110円(前期は100円)に増額修正した。

 日清オイリオ <2602> [東証P]  ★今期経常を13%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の133億円→150億円に12.8%上方修正。増益率が5.2%増→18.6%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。原材料価格高騰に伴う油脂などの値上げや付加価値品の販売数量増加に伴うマージン改善に加え、為替の円安効果などが収益を押し上げる。

 神戸鋼 <5406> [東証P]  ★今期経常を31%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の700億円→920億円に31.4%上方修正。減益率が24.9%減→1.3%減に縮小する見通しとなった。販売価格改善の進展や主原料価格の下落で鉄鋼メタルスプレットが改善するほか、神戸発電所における燃料費調整の時期ずれ影響の縮小、建設機械部門におけるエンジン認証問題に関する補償金収入の計上などが上振れの要因となる。
  併せて、従来未定としていた今期の年間配当は40円(前期は40円)実施する方針とした。

 ダイコク電 <6430> [東証P]  ★今期経常を56%上方修正、配当も10円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の20.5億円→32億円に56.1%上方修正。増益率が50.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。スマートパチスロの導入によってパチンコホールの設備投資が活発化するなか、スマート遊技機に必要なカードユニット「VEGASIA」などの販売台数が計画を大幅に上回ることが寄与。
  併せて、設立50周年記念配当10円を実施する形で、年間配当を従来計画の60円→70円(前期は60円)に増額修正した。

 アイコム <6820> [東証P]  ★今期経常を14%上方修正、配当も3円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の20.9億円→23.9億円に14.4%上方修正。増益率が32.8%増→51.8%増に拡大する見通しとなった。欧米を中心に経済活動の正常化に伴う需要増加が継続していることに加え、前期から続く電子部品など原材料の入手難に改善の兆しが出てきたことを反映した。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→53円(前期は50円)に増額修正した。

 東エレク <8035> [東証P]  ★今期業績と配当予想を上方修正、株式分割も発表
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の5490億円→5840億円に6.4%上方修正。減益率が8.8%減→2.9%減に縮小する見通しとなった。一部顧客における装置納入時期の精査や投資計画の前倒しなどを背景に売上高が計画を上回ることが寄与。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の1482円→1588円(前期は1403円)に増額修正した。
  併せて、3月末時点の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。

 立花エレ <8159> [東証P]  ★今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比59.7%増の79.3億円に拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の88億円→95億円に8.0%上方修正。増益率が18.7%増→28.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体製造装置や物流関連分野を中心に好調に推移し、国内、海外ともに足もとの業績が計画を上回っていることを反映した。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→80円(前期は60円)に増額修正した。

 西武HD <9024> [東証P]  ★今期経常を27%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常損益を従来予想の110億円の黒字→140億円の黒字(前期は174億円の赤字)に27.3%上方修正した。全国旅行支援やインバウンドの想定を上回る回復に加え、為替レートが想定より円安に推移したことが追い風となる。経費コントロールやホテル・レジャー事業資産の譲渡で固定費が減少することも上振れに貢献する。

 西鉄 <9031> [東証P]  ★今期経常を19%上方修正・7期ぶり最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の205億円→244億円に19.0%上方修正。増益率が46.9%増→74.9%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国際物流事業で販売価格が想定より上昇したほか、バス事業やホテル事業の需要回復が寄与する。また、住宅事業における好採算物件の販売増加や販売費用の減少なども上振れにつながる。

 静岡ガス <9543> [東証P]  ★今期経常は49%増で14期ぶり最高益、1円増配へ
 ◆22年12月期の連結経常利益は前の期比46.6%増の94.9億円に伸び、従来予想の65.9億円を上回って着地。続く23年12月期も前期比49.2%増の141億円に拡大し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期上振れは円高進行による原材料費の減少や販管費の削減などが要因。今期はガス販売量の増加や原料費調整制度による販売単価の上昇などが寄与し、12.8%の増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比1円増の20円に増配する方針とした。

 KNTCT <9726> [東証S]  ★今期経常を2.1倍上方修正・8期ぶり最高益更新へ
 ◆23年3月期の連結経常損益を従来予想の40億円の黒字→85億円の黒字(前期は38.8億円の赤字)に2.1倍上方修正し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症第7波、第8波の影響で売上高は計画を下回るものの、観光施設の運営業務、観光振興業務、新型コロナウイルス関連業務といったBPO事業の受注など、非旅行業の取扱い拡大に注力したことに加え、事業構造改革を通じた販管費の圧縮を進めたことで利益は上振れする。

 ケーユーHD <9856> [東証S]  ★今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、配当も8円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の80億円→92億円に15.0%上方修正。従来の5.7%減益予想から一転して8.4%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。国産車、輸入車ともに販売が想定より伸び、売上高が計画を16.0%も上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→58円(前期は56円)に増額修正した。

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