ムサシ---3Qは増収・2ケタ増益、情報・印刷・産業システム機材が順調に推移
ムサシ<7521>は7日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.4%増の272.20億円、営業利益が同45.6%増の19.99億円、経常利益が同45.8%増の20.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同40.3%増の13.38億円となった。
情報・印刷・産業システム機材のうち、情報・産業システム機材は、スキャナーなど電子化機器や業務用ろ過フィルターの販売が順調に推移した。また、文書のデジタル化事業が官公庁・自治体及び民間企業からの受注も堅調に推移した。印刷システム機材は、印刷材料の販売が順調に推移した。また、印刷機器の販売は、レーザー加工機や特殊プリンターの販売が伸長し概ね順調に推移した。
金融汎用・選挙システム機材のうち、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の販売が金融機関や運輸業界などの設備投資意欲抑制と新紙幣発行前の買い控えの影響により落ち込んだ。選挙システム機材は、参議院選挙をはじめ全国の地方選挙向けに、投票用紙交付機や読取分類機などの機器の販売が好調だったほか、投開票管理システムの販売も順調に推移した。
紙・紙加工品について、医薬品や化粧品向け紙器用板紙などの販売が伸長し、順調に推移した。また、印刷用紙や情報用紙の販売も概ね順調に推移した。
2023年3月期通期については、売上高が前期比0.2%増の362.94億円、営業利益が同17.3%増の20.48億円、経常利益が同14.0%増の21.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.5%増の13.99億円とする、10月25日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ