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0019 東証 中型株

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【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米・アジア株安で利益確定の売り優勢 (1月31日)


日経平均株価
始値  27458.56
高値  27494.17(09:15)
安値  27302.22(14:59)
大引け 27327.11(前日比 -106.29 、 -0.39% )

売買高  12億0542万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆9196億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は3日ぶり反落、米株安やアジア株安を嫌気
 2.今週のFOMCの結果とパウエル会見を前に買い手控え
 3.米ハイテク大手の決算も控え、持ち高調整の売り誘発
 4.個別銘柄は決算内容で明暗分け、強弱入り乱れる展開
 5.値上がり銘柄数は1100を超え、全体の6割強を占める

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比260ドル安と7日ぶりに反落した。FOMCなどの重要日程を控え、利益確定売りが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価が次第安の展開となった。前日の米株安やアジア株安を背景に売り優勢の地合いで、引け際に下げ幅を広げた。

 31日の東京市場は、朝方はやや買い優勢で始まったものの日経平均はすぐに値を消し、後は漸次下値を切り下げる軟調な展開となった。前日の米国株市場でNYダウが7日ぶりに反落したのをはじめ主要株価指数が揃って下落したことや、取引時間中はアジア株市場が総じて安く推移したことで投資家心理が弱気に傾いた、米国では現地時間2月1日に判明するFOMCの結果及びパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑が買い手控え要因となったほか、米ハイテク大手の決算を前に持ち高調整の売りが優勢となったが、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好で利益確定売りに押された。個別には好決算銘柄が上昇し、決算が低調な銘柄は下落する展開で強弱入り乱れたが、プライム市場の値上がり銘柄数が1100を超え、全体の6割強を占めた。

 個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が軟調、商い高水準の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも大きく下げた。日本電産<6594>、キーエンス<6861>キヤノン<7751>なども売られた。M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、ストライク<6196>はストップ安に売り込まれ、バリューコマース<2491>も大幅安。日本軽金属ホールディングス<5703>の下げも目立った。
 半面、オリエンタルランド<4661>が活況高となり、日本郵船<9101>など大手海運株もしっかり。ソシオネクスト<6526>も値を飛ばし、メルカリ<4385>も物色人気。バルカー<7995>は一時ストップ高に買われた。兼松エレクトロニクス<8096>が急騰。中部電力<9502>も大幅高に買われた。東京ガス<9531>が活況高となったほか、NECキャピタルソリューション<8793>、LITALICO<7366>の上げも目立つ。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はオリンパス <7733>、KDDI <9433>、オムロン <6645>、京セラ <6971>、キッコマン <2801>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約17円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約77円。

 東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)金属製品、(3)海運業、(4)食料品、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)銀行業、(2)鉱業、(3)医薬品、(4)保険業、(5)石油石炭製品。

■個別材料株

△コア <2359> [東証P]
 第3四半期営業益15%増で通期計画進捗率85%。
△神栄 <3004> [東証S]
 23年3月期業績予想の上方修正を好感。
△アンジェス <4563> [東証G]
 NF-κBデコイオリゴDNAの慢性椎間板性腰痛症を対象とした国内開発を開始。
△三和HD <5929> [東証P]
 23年3月期業績予想を上方修正。
△洋シヤタ <5936> [東証S]
 23年3月期業績予想を上方修正。
△りたりこ <7366> [東証P]
 第3四半期営業利益32%増。
△バルカー <7995> [東証P]
 23年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買いを好感。
△東ソワール <8040> [東証S]
 22年12月期業績は計画上振れ。
△ギックス <9219> [東証G]
 上期経常は12倍増益で着地。
△東ガス <9531> [東証P]
 今期最終益予想の大幅上方修正を好感。

▼M&Aキャピ <6080> [東証P]
 10-12月期大幅減収減益を嫌気。
▼ストライク <6196> [東証P]
 第1四半期37%営業減益。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)バルカー <7995>、(2)兼松エレク <8096>、(3)中部電 <9502>、(4)三和HD <5929>、(5)東ガス <9531>、(6)NECキャピ <8793>、(7)りたりこ <7366>、(8)ヤマエGHD <7130>、(9)コア <2359>、(10)アイネス <9742>。
 値下がり率上位10傑は(1)M&Aキャピ <6080>、(2)ストライク <6196>、(3)Vコマース <2491>、(4)大東建 <1878>、(5)日軽金HD <5703>、(6)PCA <9629>、(7)ゼオン <4205>、(8)野村総研 <4307>、(9)プロシップ <3763>、(10)第一三共 <4568>。

【大引け】

 日経平均は前日比106.29円(0.39%)安の2万7327.11円。TOPIXは前日比7.13(0.36%)安の1975.27。出来高は概算で12億0542万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1149、値下がり銘柄数は624となった。東証マザーズ指数は775.93ポイント(2.17ポイント高)。

[2023年1月31日]


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