個人投資家・有限亭玉介:目先のマーケットと業績期待に強含む個別株に注目【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年1月23日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日銀の黒田総裁が18日の金融政策決定会合で金融緩和維持の方針を発表すると、市場には安心感が広がりました。しかしその一方で、市場参加者達はポスト黒田総裁の存在を織り込んで動いているようにも思えます。その煮え切らない感じが上値の重さに表れているのかもしれません。
ドル円の為替は130円を突破して120円台後半まで円高が進行しています。米消費者物価指数に左右されていた以前と比べると、日本株の相場も落ち着きを取り戻してきました。18日以降は、日本の10年もの国債の利回りも下落しております。
なんだか米企業のリストラのニュースが報道されると、日本においても景気悪化が心配になりますなぁ。日本の電気料金の値上げ等も消費活動を落ち込ませる原因になるかもしれません。日本相場のイベントとしては黒田総裁の後任は2月上旬に提示される予定との発表がありましたので、そのタイミングでもう一波乱あるかもしれませんねぇ。
漠然とした不安が相場全体に漂っていますが、そんな時こそ業績好調の底強い株に注目したいところです。短期的な外部要因で相場が荒れるのは素直に受け入れて、すぐに投資家の買い戻しが流入するようなパフォーマンスの良い銘柄を見逃す訳にはいきませんねぇ。今回は業績期待のある銘柄をチェックして参りますよ。
岩手地盤のドラッグストアである薬王堂HD<7679>は、75日移動平均線を下値に上昇トレンドを描いております。1月6日の決算発表も好調で、昨年来高値をどこまで更新できるか監視中。コロナが5類へ引き下げを検討されておりますが、ドラッグストアの業績は安定しているように思えますねぇ。
NHKの契約・収納代行が軸のエヌリンクス<6578>は、1月13日の決算後に動意しました。VTuberの製作から運営までをサポートする「クリエイトVT」を展開している同社にはそのテーマとしての人気・思惑もあるようですねぇ。
昨年10月にIPOしたキューブ<7112>は、下落基調から底を打って切り返した模様です。MARK&LONAなどの自社ブランドの衣料品の企画や小売・卸売を手掛ける同社は2月14日に決算発表を控えております。25日線を上抜きトレンド転換できるか監視です。
1月13日の決算で23年11月期の年間配当金を32円から54円に大幅増配すると発表したモリト<9837>は窓を開け急動意しました。金属ホックで世界首位を誇る同社は輸送費など経費の見直しにより収益が拡大した事に加えて、アパレル向けも好調に推移しております。動意後の高値圏を維持できるか。
サイバーセキュリティ関連で思惑のあるNo.1<3562>は、1月13日に好決算に加えて増配も発表しております。ウクライナ情勢でサイバーセキュリティ関連が物色される経緯がありましたので、台湾有事をキッカケに再び思惑が入るか。
最後はレストランやカフェを展開しているバルニバービ<3418>です。昨年12月の決算は振るわなかったものの、直近では下値を切り上げております。岩井コスモ証券がレーティングを新規に「A」、目標株価を1350円に設定した事もあり、インバウンド関連として監視を強めていきたいです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ