個人投資家・有限亭玉介:2023年も「国策に売りなし」注目テーマ株はコレだ【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年1月16日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
国が予算を割いて打ち出した政策に関連する銘柄は、報道直後に動意すると中長期的に物色される傾向が見られます。まさに「国策に売りなし」と言えますねぇ。
昨年のウクライナ情勢を機に端を発したエネルギー問題によって、国策として原発関連への思惑があります。原発と聞くと放射性廃棄物の処理に嫌悪感を抱く人達の反対で計画が頓挫するのが常ではありますが、近年では「核融合」など放射性廃棄物を排出しない次世代技術も注目されており、まさに国策と呼ぶに相応しい分野ですな。
また、今年に入り岸田首相は「異次元の少子化対策」と銘打って、児童手当や産後ケアへの予算を拡充する方針を掲げています。となれば、少子化と併せて婚活関連にも思惑がありそうですねぇ。議論の渦中である防衛増税に関しても、防衛費GDP比2%までの引き上げを実現できるのか…日中関係において2023年は重要な年になるかもしれません。
その他国策では、サラリーマンにも身近な「リスキリング」関連でしょうか。定年が60歳と言うのも今は昔。人生100年時代で終身雇用が崩れ始めた現代において、“学ばざる者食うべからず”かもしれませんなぁ。株式投資でも投資家は常に勉強の毎日です。今回はそんな国策銘柄をチェックして参ります。
振動試験・計測装置を製造するIMV<7760>は、原発向け試験装置を手掛けております。1月10日の日本経済新聞で「日米が次世代型原子力発電の輸出協力で合意」との報道が好材料となり動意しました。岸田政権で原発再稼働への潮流を受けて、原発関連におけるグローバルニッチ企業である同社の存在感が高まるか。2月10日が決算発表です。
同じく原発関連として思惑のある太平電業<1968>は、原発プラントの工事を手掛けております。PER・PBRも割安水準であり、業績も好調です。チャート(日足)はじわじわと切り上げており、2月9日の決算発表を通過後に株価がどうなるか監視を強めております。
緩やかな上昇トレンドから直近で昨年来高値を更新したブリッジインターナショナル<7039>は、マーケティング等のBPO事業が主力です。インサイドセールス事業と研修事業も展開しており、リスキリング関連としても思惑がありますな。業績好調で2月13日の決算発表も監視中です。
昨年12月中旬から買われている木製廃材リサイクルや木材チップ等の販売を手掛けるフルハシEPO<9221>は、Jパワー<9513>とGEI<9212>の「オイルパーム廃木を活用したペレット生産に関する調査契約の締結」を受けて、同社にも思惑買いが入ったか…23年3月期は過去最高益予想で2月14日の決算も注目中です。
また、金融所得課税見直しや自社株買いルール改正などでまだまだ相場関係者は、その上げたガードを下げる事はできておりませんが、岸田政権の「資産所得倍増計画」の中に『貯蓄から投資へ』というコピーがあります。そうともなれば2022年のIPOであり、保険代理業や金融商品仲介業を手掛けるFPパートナー<7388>も思惑がありそうです。1月13日大引け後の決算が3期連続最高益更新とし、翌日から上値追いの展開に入っております。
最後は企業のソフト開発を手掛けるハイブリッドテクノロジーズ<4260>です。日本とベトナムに拠点を持ち、同社のサービスはエンジニアの人手不足解消の一助になると思われます。2月14日の決算発表は監視ですな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ