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今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドル買い拡大の可能性低い


19日のドル・円は、東京市場では128円93銭から127円76銭まで下落。欧米市場では128円09銭から128円81銭まで反発し、128円40銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に128円台で推移か。米国株安を意識してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

19日の米国株式市場では、主要株価指数が下落。雇用関連指標の改善を受けて利上げ継続が意識されたことが株安につながったようだ。市場参加者の間では「米政策金利のターミナルレート(到達点)は5%程度にとどまる可能性が高い」との見方が少なくないが、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のために政策金利は5%超の水準に長くとどまることが必要と考えているようだ。1月26日発表の10-12月期国内総生産(GDP)の成長率は7-9月期の実績をやや下回る見込み。米国の景気後退入りの可能性が高いことを示唆するデータではないとみられており、市場予想と一致した場合、利上げ継続が意識されることで株価指数は圧迫される可能性がある。

《FA》

 提供:フィスコ

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