貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価15分ディレイ → リアルタイムに変更

9418 UNEXT

東証P
4,870円
前日比
+60
+1.25%
PTS
1,621円
23:59 11/27
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.5 3.58 0.86 112
時価総額 2,928億円
比較される銘柄
ラインヤフー, 
KDDI, 
NTT

銘柄ニュース

戻る
 

USEN-NEXT HOLDINGS---1Qは2ケタ増収、店舗サービス事業・エネルギー事業の売上高及び利益が順調に増加


USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は12日、2023年8月期第1四半期(22年9月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.2%増の639.47億円、営業利益が同2.9%減の45.87億円、経常利益が同6.4%減の42.79億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.9%減の23.40億円となった。

コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比10.6%増の190.24億円、営業利益は同7.8%減の18.78億円となった。「U-NEXT」は、堅調に会員数を増やしている。これまでの「カバレッジ戦略」に加え、新作・話題作やスポーツコンテンツ、音楽コンテンツのライブ配信を開始するなど同社の独占作品をグレードアップさせるかたちで「ONLYON戦略」を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んできた。更に、「映画館で映画を観る体験」に重きを置き、「映画館に送客できる動画配信サービス」の実現を目指しており、「U-NEXTポイント」で映画チケットを購入することが可能となっている。

店舗サービス事業の売上高は前年同期比8.7%増の153.73億円、営業利益は同12.9%増の24.60億円となった。当第1四半期において、USENでは、フロント業務からバックオフィス業務までのあらゆるオペレーションのDX化をパッケージにして提供、サービス導入及びアフターフォローも万全にサポートすることで業務効率化、省人化、非接触化を推進するなど、新たな視点による店舗経営を提案している。USEN Mediaでは、飲食店向け集客支援サービス「ヒトサラ」の展開や「食べログ」の取り扱いを行っている。訪日外国人向けグルメサイト「SAVORJAPAN」では、海外旅行者の受け入れが解禁された10月以降予約数が大幅に伸張している。

通信事業の売上高は前年同期比1.9%増の128.27億円、営業利益は同10.1%減の12.21億円となった。当第1四半期においては、中小規模事業者向けを中心とした通信回線、ネットワーク、セキュリティサービスの新規獲得活動は堅調に推移した。オフィスのICT環境構築においては、USEN ICT Solutionsが、「USEN GATE 02」のブランドでネットワーク関連サービスやクラウドサービス、データセンターサービス、企業ICT環境の保守運用サービス等を手掛けている。更に、企業ごとのニーズにマッチした業務環境改善を提案している。USEN Smart Worksでは、従業員の働き方をサポートするため、様々なクラウドサービスを取りそろえて企業に提供している。With/Afterコロナにおいてリモートワーク、オンライン会議が定着するとともに、業務効率化や省人化ツール導入ニーズが高まっており、企業への新たな導入提案にも取り組んできた。USEN NETWORKSでは、自社で提供する法人向け光回線「USEN光plus」の顧客の新規獲得が安定的に増加している。

業務用システム事業の売上高は前年同期比12.4%減の41.62億円、営業利益は同50.2%減の4.13億円となった。当第1四半期において、ホテルでは、徐々に宿泊客が戻りつつあり、今後も宿泊客数の拡大が予想される中、引き続き感染対策も求められており、人手不足等への様々な課題解決へ向けた製品・サービスの提供に注力している。病院/クリニックでは、人手不足や働き方改革から十分な受付窓口スタッフの配置が難しい状況や非対面での受付対応、更に省スペースというニーズに対し、新たな業界最小型のセルフレジ「FIT-B for Clinic」の販売を開始し、支払い方法の多様化と省人化に対応している。また、動物病院でも慢性的な人手不足によるスタッフの業務過多、非接触・非対面での対応等の課題を解決する自動精算機「FIT-A」を開発し提供を開始した。

エネルギー事業の売上高は前年同期比74.1%増の133.52億円、営業利益は同196.9%増の3.04億円となった。当第1四半期においては、同社グループのシナジーを生かした他商材とのコラボレーションによって、更に魅力的なサービスとして顧客へのエネルギーコスト削減価値を提供していくことに取り組んできた。燃料費調整額単価の高まりの影響もあり売上増加要因につながっている。「USENでんき(高圧)」では、電力調達コストの増加により既存顧客に対する電力販売単価の値上げによる解約が続いている状況である。U-POWERでは、数多くの新電力会社が新規受付を停止する中、電力会社との契約目途がたたない企業に対し選択できるプランを提案してきた。また、「USENでんき(高圧)」の解約顧客の受け入れも行っている。

2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.8%増の2,470.00億円、営業利益が同6.2%増の184.00億円、経常利益が同6.5%増の173.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.9%増の92.00億円とする期初計画を据え置いている。期初計画に対する進捗率は売上高で約26%、営業利益で約25%となっており、順調なスタートとなった。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均