トヨタなど自動車株が軟調、急速なドル安・円高受け買い手控えムードに
トヨタ自動車<7203>が6日ぶりに反落したほか、日産自動車<7201>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>など自動車株が総じて売りに押される展開。注目された12月の米消費者物価指数(CPI)は事前コンセンサスとほぼ一致したことで、FRBの金融引き締め策長期化に対する警戒感が後退し、米長期金利の低下を背景に足もとの外国為替市場では急速にドル安・円高方向に振れた。今月17~18日の日程で行われる日銀の金融政策決定会合では前回に続く政策修正の動きが予想されるなか、国内金利の先高期待も高まっている。日米金利差縮小に伴う円高進行が見込まれるなか、外需セクターのなかでもとりわけ為替感応度の高い自動車株は輸出採算悪化に対する警戒感が買い手控え要因となっている。
出所:MINKABU PRESS
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