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日経平均は小幅に5日続伸、日銀追加政策修正への思惑が上値抑制/相場概況


日経平均は小幅に5日続伸。11日の米株式市場でダウ平均は268.91ドル高と続伸。米12月消費者物価指数(CPI)でインフレピークアウトが確認されるとの期待から買いが先行。ソフトランディング期待を受けた買いも手伝い、終日堅調に推移。また、米ボストン連銀・コリンズ総裁が次回会合での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道で長期金利が低下したことも追い風となった。ナスダック総合指数は+1.75%と4日続伸。日経平均は78.94円高からスタートも、寄り付き直後から失速し、マイナス圏で推移する時間もあった。今晩の米12月CPIを見極めたいとの思惑のほか、日本銀行が次回会合で大規模金融緩和の副作用を点検すると伝わり、為替の円高が進んだことも上値を抑えた。結局、失速後は前日終値を挟んだもみ合いが続いた。

 大引けの日経平均は前日比3.82円高の26449.82円となった。東証プライム市場の売買高は12億3892万株、売買代金は2兆8018億円だった。セクターでは銀行、非鉄金属、保険が上昇率上位となった一方、不動産、繊維製品、その他製品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は55%だった。

 個別では、日銀の政策動向に関する報道を材料に三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行や、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>の保険などが大きく上昇。米ハイテク株高を追い風にレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>の半導体関連のほか、日本電産<6594>、村田製<6981>、ファナック<6954>、TDK<6762>などのハイテクが堅調。レーザーテックは国内証券のレーティング格上げも観測された。

 中国経済再開への期待から銅価格の上昇が続いており、住友鉱山<5713>、三井金属<5706>、三菱マテリアル<5711>の非鉄金属のほか、JFEHD<5411>、神戸製鋼<5406>の鉄鋼、INPEX<1605>、住友商事<8053>、コマツ<6301>など資源関連が総じて高い。タマホーム<1419>、ライフコーポ<8194>、サイゼリヤ<7581>は決算が好感されて大幅高。エスプール<2471>は障がい者雇用支援サービスに関する否定的な報道に対して反論を公表し、急反発した。

 一方、為替の円高を嫌気しSUBARU<7270>、マツダ<7261>、三菱自<7211>など自動車関連が総じて下落。国内金利上昇への警戒感から三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東京建物<8804>の不動産も軒並み大幅安。ほか、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、ダイキン<6367>など値がさ株の一角のほか、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運が軟調。エーザイ<4523>、JT<2914>、KDDI<9433>などのディフェンシブ系のほか、OLC<4661>、資生堂<4911>、JR東海<9022>、JR西日本<9021>、JAL<9201>、マツキヨココカラ<3088>などのリオープン・インバウンド関連の下落も目立った。
《YN》

 提供:フィスコ

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