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ダウ平均は小幅続落 買い先行も上値抑えられる テスラとアップルが下げ主導=米国株概況

NY株式3日(NY時間16:23)
ダウ平均   33136.37(-10.88 -0.03%)
S&P500    3824.14(-15.36 -0.40%)
ナスダック   10386.98(-79.50 -0.76%)
CME日経平均先物 25815(大証終比:-265 -1.03%)

 年明けのNY株式市場でダウ平均は小幅に続落。序盤は中国経済への楽観的な見方が広まり、買い先行で始まった。昨年に売りがきつかったIT・ハイテク株も買いが先行したが、直ぐに上値を抑えられている。リセッション(景気後退)とFRBの政策に対する不透明感が燻る中で投資家のリスク許容度は低いようだ。

 IT・ハイテク株については、テスラ<TSLA>とアップル<AAPL>が下げを主導。テスラは第4四半期の出荷台数が予想を下回ったことが嫌気されている。一方、アップルは、年末商戦でのアイフォーン供給への懸念から下落。時価総額は2兆ドルを下回った。

 市場では今年は不安定な取引になるとの指摘も少なくない。今年もFRBの政策が株式市場のパフォーマンスを左右し、一部のはすでにリスク資産が売られる機会をうかがっているという。市場はFRBの引き締めがどの程度経済に影響を及ぼすかを考え続けている。インフレいりも労働市場がFRBの焦点となりつつある中、今週の米雇用統計に市場の注目が集まっている。

 「誰もがボラティリティに備えている。これが共通のテーマのようだ。誰に聞いても、今年は概してボラティリティが高まると予想しており、それはより不安定な市場を意味するのかもしれない」といった声も聞かれた。

 ボーイング<BA>が上昇し、ダウ平均をサポート。エジプト空軍向けにCH-47Fチヌーク12機を4億2600万ドルで製造する契約を米軍から受注したと発表した。

 ビールなどアルコール飲料のモルソン・クアーズ・ビバレッジ<TAP>が続落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の52ドルから45ドルに引き下げた。

 投資運用業界向けのSaaSソリューションを提供するエンフュージョン<ENFN>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。

 決済サービスのペイパル<PYPL>が続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の75ドルから95ドルに引き上げた。

 牽引やトレーラー用品などの自動車関連部品を手掛けるホライゾン・グローバル<HZN>が急騰。同業のファースト・ブランズが1株1.75ドルで買収することで合意した。昨年末終値よりも350%高い水準。

 カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の74ドルから101ドルに引き上げた。マカオの回復を見込んだことが主な要因。

 コスメのコティ<COTY>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の8ドルから10ドルに引き上げた。中国市場と旅行関連へのエクスポージャー増加により、回復の追い風が吹くと確信していると述べた。

ペイパル<PYPL> 74.58(+3.36 +4.72%)
ホライゾン・グローバル<HZN> 1.72(+1.33 +342.39%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 85.61(+3.14 +3.81%)
コティ<COTY> 8.77(+0.21 +2.45%)
ボーイング<BA> 195.39(+4.90 +2.57%)
モルソン・クアーズ・ビバレッジ<TAP> 49.44(-2.08 -4.04%)
エンフュージョン<ENFN> 10.97(+1.30 +13.44%)

アップル<AAPL> 125.07(-4.86 -3.74%)
マイクロソフト<MSFT> 239.58(-0.24 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 85.82(+1.82 +2.17%)
アルファベットC<GOOG> 89.70(+0.97 +1.09%)
テスラ<TSLA> 108.10(-15.08 -12.24%)
メタ・プラットフォームズ<META> 124.74(+4.40 +3.66%)
AMD<AMD> 64.02(-0.75 -1.16%)
エヌビディア<NVDA> 143.15(-2.99 -2.05%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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