ダウ平均は反発　サンタクロース・ラリーへの期待は徐々に薄れる＝米国株前半

NY株式20日（NY時間12:40）
ダウ平均　　　32861.76（+104.22　+0.32%）
ナスダック　　　10554.29（+8.26　+0.08%）
CME日経平均先物　26360（大証終比：-860　-3.26%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。下げは一服しているものの、前日付近で方向感のない展開が続いている。きょうは日銀がサプライズの政策変更を発表した。市場からは、世界各国の中銀がなお引き締めに動いている中で、今年は年末ラリーが実現しないとの見方が広がっている。米株式市場は今月、そして今年を下げで終えようとしているが、投資家のサンタクロース・ラリーへの期待は薄れているようだ。

　「悪いニュースはすべて出尽くしたと思いたいが、サンタの姿はまだ見えない。先週の負けを取り戻せていないのは確か」との声も出ていた。

　ＦＲＢが景気を後退させるのではないかという懸念が投資家を悩ませる中、市場はこの先の企業業績に警戒感を強めている。中央銀行の積極利上げと景気後退に伴う企業業績悪化を市場はまだ、完全に織り込んでいないという。本日はナイキ<NKE>とフェデックス<FDX>が引け後に決算を発表する予定。

アップル<AAPL>　132.51（+0.14　+0.11%）
マイクロソフト<MSFT>　241.55（+1.10　+0.46%）
アマゾン<AMZN>　85.33（+0.41　+0.48%）
アルファベットC<GOOG>　89.13（-0.02　-0.02%）
テスラ<TSLA>　141.93（-7.94　-5.30%）
メタ・プラットフォームズ<META>　116.22（+1.74　+1.52%）
ＡＭＤ<AMD>　65.09（+0.50　+0.77%）
エヌビディア<NVDA>　160.76（-1.78　-1.10%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美