明日の為替相場見通し=日銀の緩和修正思惑で軟調な展開か
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀の大規模緩和策が縮小に向かうとの見方から軟調な展開が予想される。予想レンジは1ドル=131円70銭~133円70銭。
日銀は20日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)のもとでの10年物国債金利の許容変動幅について、従来のプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大することを決めた。黒田総裁は夕方の記者会見で「イールドカーブ・コントロールの運用見直しは利上げではない」とし、市場機能を改善することが目的だと説明したが、市場参加者の間で緩和政策の修正思惑は残るとみられ、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが出やすい。また、米利上げの継続が景気を冷やすとの警戒感が依然根強いなか、今晩発表の米11月住宅着工件数も注目される。
出所:MINKABU PRESS
日銀は20日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)のもとでの10年物国債金利の許容変動幅について、従来のプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大することを決めた。黒田総裁は夕方の記者会見で「イールドカーブ・コントロールの運用見直しは利上げではない」とし、市場機能を改善することが目的だと説明したが、市場参加者の間で緩和政策の修正思惑は残るとみられ、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが出やすい。また、米利上げの継続が景気を冷やすとの警戒感が依然根強いなか、今晩発表の米11月住宅着工件数も注目される。
出所:MINKABU PRESS