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【市況】東京株式(大引け)=332円高、TOPIXが34年半ぶりに史上最高値更新

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は終始リスク選好の地合いとなり、日経平均は後場に入って上げ幅を広げ3月の高値を上回り最高値更新。また、TOPIXの方は約34年半ぶりに最高値更新となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比332円89銭高の4万913円65銭と5日続伸。プライム市場の売買高概算は16億3530万株、売買代金概算は4兆1303億円。値上がり銘柄数は985、対して値下がり銘柄数は586、変わらずは74銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧州株が軒並み高かったことや米国市場でもハイテク株中心に買いを集めたことを受け、一貫してリスクを取る動きが優勢だった。日経平均は4万900円台まで上値を伸ばし3月22日につけた史上最高値を更新。また、TOPIXは1989年12月につけた史上最高値を34年7カ月ぶりに上回った。海外投資家とみられる先物への買いが全体相場に浮揚力を与え、空売り筋の買い戻しを絡めて日経平均は一時400円近い上昇を示し、一気に4万1000円台乗せをうかがう場面もあった。TOPIXも終始強い動きで、取引時間中に終値ベースの史上最高値を上回った後も上値追い態勢を継続、この日の高値圏で着地した。個別ではプライム市場全体の6割の銘柄が上昇、売買代金は3営業日連続で4兆円台に乗せている。

 個別では、前日に続き売買代金トップの座を占めた三菱重工業<7011>が後場上げ幅を拡大、ソフトバンクグループ<9984>が大きく上値を伸ばした。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>が上値を追い、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも上昇した。IHI<7013>が活況高。ワールド<3612>が急騰、住友金属鉱山<5713>も値を飛ばし、協和キリン<4151>の上げ足も目立った。住友ファーマ<4506>も物色人気に。

 半面、レーザーテック<6920>が軟調に推移し、東京エレクトロン<8035>も冴えない。TOWA<6315>もやや売りに押された。川崎重工業<7012>が急落、霞ヶ関キャピタル<3498>も大幅に利食われた。アインホールディングス<9627>が値下がり率トップに売られ、ANYCOLOR<5032>も大幅安。エービーシー・マート<2670>も下値を探った。

出所:MINKABU PRESS

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