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東京株式(大引け)=669円安と急落、日銀の金融政策修正で売り浴びる

 20日の東京株式市場で日経平均株価は後場、急落した。日銀が金融政策を修正したことを受け、ハイテク株など主力株が軒並み安となり、日経平均株価は一時800円を超える下落となった。

 大引けの日経平均株価は前日比669円61銭安の2万6568円03銭と大幅に4日続落。プライム市場の売買高概算は18億4392万株。売買代金概算は4兆757億円となった。値上がり銘柄数は205と全体の約11%、値下がり銘柄数は1612、変わらずは21銘柄だった。

 日銀は19~20日に開催した金融政策決定会合で、長期金利の変動幅を従来のプラスマイナス0.25%程度から同0.5%程度に拡大することを決定した。この発表を受け、為替市場ではドル安・円高が進み、債券市場では金利上昇で債券安となった。株式市場では金利上昇が嫌気され、ハイテク株など主力株が軒並み安となった。前場はプラス圏で推移していた日経平均株価は、後場は売り殺到で一時2万6400円台まで下落した。日銀の金融政策修正で、年末・年始に向けて荒い展開が続くとの見方が強まった。一方、金利上昇期待で大手銀行や生損保など金融株は値を上げた。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>、村田製作所<6981>といった主力ハイテク株が軒並み安。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株が安く、三井物産<8031>や丸紅<8002>、三菱地所<8802>が値を下げた。スカイマーク<9204>やANYCOLOR<5032>も売られた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが買われた。第一生命ホールディングス<8750>や東京海上ホールディングス<8766>、S&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>など生損保株も上昇するなど金融株は逆行高となった。円高進行でニトリホールディングス<9843>も値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年12月20日 16時09分

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