★本日の【イチオシ決算】 FIXER、パーク24、サイボウズ (12月15日)
1)本日(12月15日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【FIXER <5129> [東証G]】 ★今期経常を32%上方修正
◆23年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.1億円→18.6億円に31.6%上方修正。減益率が40.9%減→22.2%減に縮小する見通しとなった。
複数の案件において足もとの実績が想定を上回ることに加え、新規の大型プロジェクトであるAWS移行案件を含めて主要顧客との商談および開発が順調に推移しているほか、大手クライアントから新規プロジェクトを受注が確定するなど、売上高が計画を大幅に上回ることが利益を押し上げる。
●サプライズな決算発表・業績修正
土屋HD <1840> [東証S] ★今期経常は3.3倍増益へ
◆22年10月期の連結経常利益は前の期比64.8%減の2.2億円に落ち込んだものの、続く23年10月期は前期比3.3倍の7.5億円に急拡大する見通しとなった。今期は原価高騰分の販売価格への転嫁を進めるなか、住宅事業の採算改善とリフォーム事業の成長継続を見込む。
テクノフレ <3449> [東証S] ★今期最終を27%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の18.5億円→23.5億円に27.0%上方修正。増益率が7.7%増→36.8%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の継手事業を中心に収益が伸び、売上高が計画を上回ることが寄与。子会社アクアリザーブを吸収合併したことによる税効果も最終利益を押し上げる。
パーク24 <4666> [東証P] ★今期経常は36%増で5期ぶり最高益更新へ
◆22年10月期の連結経常損益は169億円の黒字(前の期は116億円の赤字)に浮上し、従来予想の140億円の黒字を上回って着地。続く23年10月期の同利益は前期比35.5%増の230億円に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
前期上振れは行動制限の緩和で各サービスの稼働が想定を上回ったほか、収益体質の改善が進んだことが要因。今期はモビリティ事業で会員数の増加や観光・出張需要の回復を背景に車両台数を増やし収益拡大を計画するほか、海外駐車場事業は業績改善が継続し黒字化を見込む。
サイボウズ <4776> [東証P] ★今期最終を一転黒字に上方修正
◆22年12月期の連結最終損益を従来予想の1億6900万円の赤字→2億0300万円の黒字(前期は5億5100万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。国内クラウド事業が堅調に推移するなか、広告宣伝費やオフィス関連費などが想定を下回ることが上振れの要因。
エニーカラー <5032> [東証G] ★今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年4月期上期(5-10月)の経常利益(非連結)は43.1億円(前年同期は非開示)となった。併せて、通期の同利益を従来予想の59.8億円(予想レンジ中値)→77億円(同)に28.8%上方修正。増益率が44.1%増→85.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。VTuberグループ「にじさんじ」と英語圏における「NIJISANJI EN」の業績が好調に推移していることが要因。
併せて、東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を進めていることを明らかにした。
オンデック <7360> [東証G] ★前期経常を34%上方修正・5期ぶり最高益更新へ
◆22年11月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億5800万円→2億1200万円に34.2%上方修正。増益率が4.4倍→5.9倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。M&A案件の成約件数は計画未達となったものの、手数料単価の大きい複数の大型案件が成約し、売上高が計画を15.5%も上回ったことが利益を押し上げた。
2)12月16日の決算発表銘柄(予定)
■引け後発表
◆本決算:
<3451> トーセイR [東R]
<8979> スターツプロ [東R]
◆第2四半期決算:
<3544> サツドラHD [東P]
◆第3四半期決算:
<7545> 西松屋チェ [東P]
合計4社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース