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7271 安永

東証S
470円
前日比
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
96.9 0.43 2.13
時価総額 60.8億円
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<動意株・15日>(大引け)=Jテック・C、助川電気、クシムなど

 ジェイテックコーポレーション<3446>=異彩放つ上値追い。同社は理化学研究所向けを中心にナノレベルでも最先端を行く超ハイスペックな超高精度X線集光ミラーを納入しているが、これが半導体露光装置世界首位のASMLの次世代露光装置に採用される可能性がある。また同社では「X線集光ミラーは半導体装置向けの一部材に過ぎないが、当社は元来装置メーカーとしての技術を持っており、それを生かして次世代半導体研磨装置の開発に成功し、問い合わせも多い」(会社側)という。同研磨装置はSiCやGaNなどを素材とした次世代パワー半導体の製造工程などで需要が期待される商品で、商談も進んでいるもようであり、今後中期的にパワー半導体分野のキラーコンテンツとなる公算が大きい。

 助川電気工業<7711>=大幅高で戻り高値クリア。一時8%を超える上昇で1400円台に駆け上がり11月29日の戻り高値1415円も上回った。熱制御技術に強い研究開発型メーカーで、原子力関連機器などで高い商品競争力を有するほか、核融合技術分野でも業界をリードしている。冬場の電力不足の問題などを背景に原子力発電所の再稼働に対する思惑が募るなか、関連有力株として市場の注目を集めている。同社株の人気化について、市場では「原発に否定的な立場をとる公明党が、条件付きながら原発のリプレース(建て替え)や運転期間の延長を容認する姿勢が一部で報じられているが、これが同社株の刺激材料となっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。このほか、米エネルギー省が、次世代クリーンエネルギーとして期待される核融合エネルギーの研究でブレークスルーがあったと発表したことで、同関連株として改めて存在感が高まったという見方もあるようだ。

 クシム<2345>=3日続伸。同社は、祖業の学習管理システムから業態転換し、提携戦略などを駆使してブロックチェーン技術領域を深耕している。それが功を奏し足もとの業績は回復色が鮮明だ。14日取引終了後に発表した22年10月期の売上高は前の期比横ばいの16億1600万円だったが、営業損益は1億9900万円の黒字(前の期実績は1億3400万円の赤字)と改善した。続く23年10月期は売上高が前期比41.6%増の22億8900万円、営業利益が同62.3%増の3億2300万円と大幅な伸びを見込んでいる。これを好感する買いを呼び込んだ。

 安永<7271>=急動意。エンジン部品メーカーで、2次電池開発にも力を入れている。同社は14日取引終了後、23年3月期最終利益予想の修正を発表、従来見通しの8億5000万円から13億3000万円(前期は11億400万円の赤字)に大幅増額した。連結子会社である韓国安永の株式譲渡に伴う特別利益を計上するため。今回の上方修正に伴い一株利益は111円強となり、時価予想PERは6倍台まで低下している。これを受けて水準訂正高を見込んだ買いが集まった。

 クミアイ化学工業<4996>=大幅高で3日続伸。同社は14日取引終了後、23年10月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比14.4%増の145億円としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の24円としていることが好感されているようだ。売上高は同15.6%増の1679億円を見込む。国内販売部門では水稲用除草剤「エフィーダ剤」及び「ベンスルフロンメチル剤」の新規混合剤の販売開始により更なる普及基盤の拡大を目指すほか、海外販売部門では米国やオーストラリア、ブラジル、アルゼンチンなどで畑作用除草剤「アクシーブ剤」の販売拡大を図るとしている。

 ユーグレナ<2931>=上昇加速で7日続伸。14日取引終了後、マレーシアでのバイオ燃料製造プラントの建設・運営プロジェクトについて、現地の石油大手などとともに共同で検討すると発表した。これを材料視した買い注文が入ったようだ。マレーシア国営石油大手のペトロナスと、イタリアのエネルギー大手のエニとともに、技術的・経済的な実現可能性評価を共同で実施する。2025年中のプラント完成を目指し、23年中に最終的な投資決定を行う見込みという。同プラントのバイオ燃料の製造能力は最大で1日あたり1万2500バレルとなる見通しとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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