アンジェス Research Memo(11):2023年12月期は研究開発費が減少する見通し
■業績動向
2. 2022年12月期の業績見通し
アンジェス<4563>の2022年12月期の業績見通しは、営業外収益に計上している新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチン開発に係る補助金収入の計上時期が流動的なことから非開示としており、合理的な算出が可能となり次第速やかに開示する方針としている。研究開発費については前期とほぼ同等の100億円規模となる見込みで、第4四半期の売上高は第3四半期までとほぼ同様の水準が続くものと予想される。
また、2023年12月期の研究開発費については、Emendoでの開発費増加が見込まれる一方で、国内の新型コロナウイルス感染症(武漢型)向けワクチンやHGF遺伝子治療用製品の「安静時疼痛」を追加適応とした開発プロジェクトが終了したことにより、全体では前期比で30~40億円程度の減少が見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《SI》
提供:フィスコ