新興市場銘柄ダイジェスト:リボミックは大幅に続落、アイパートナーズがストップ高
<7375> リファインバスG 2347 +124
大幅に3日ぶり反発。子会社のリファインバース(東京都千代田区)が廃車から回収したインテークマニホールドを原料として使用した再生ナイロン樹脂「REAMIDE」の新グレードを開発したと発表している。インテークマニホールドは、自動車エンジンに空気を供給する管状の部品。多くの車種でガラス繊維強化ナイロン樹脂製のものが使用されているが、これまでほとんどが最終的に焼却、熱回収されていたという。
<7345> アイパートナーズ 569 +80
ストップ高。子会社のAIPコンサルタンツ(横浜市)がオリックス<8591>傘下のオリックス銀行(東京都港区)と信託契約代理店の業務委託契約を締結したと発表している。AIPコンサルタンツはオリックス銀行の遺言代用信託「未来に託す」の取り扱いを開始する。提携を通じ、オリックス銀行は信託商品の販売網を拡大、AIPCコンサルタンツは新たな商品ラインアップを追加し、相続などの資産承継ニーズに対応する態勢を整える。
<4591> リボミック 210 -40
大幅に続落。特段の新規材料は見当たらないが、商いを伴って値を下げている。前場終了時点の下落率は東証グロース市場でトップ。リボミック株は23年3月期の営業赤字の縮小見込みや新株予約権の相次ぐ大量行使などを受けて11月28日に直近高値(283円)を付けるなど短期間に急騰。その後は利益確定売りや値幅取り狙いの短期筋によるとみられる売買などを背景に乱高下する展開が続いている。
<3479> TKP 2811 +218
大幅に反発。23年2月期の営業損益予想を従来の20.00億円の黒字から31.00億円の黒字(前期実績8.83億円の赤字)に上方修正している。連結子会社を三菱地所<8802>などに売却することで販管費の負担が軽減するため。貸会議室・宿泊事業が好調に推移していることも利益を押し上げる見通し。一方、売却に伴い特別損失が発生することから、純損益予想を4.00億円の黒字から15.00億円の赤字(同32.11億円の赤字)に下方修正した。
<6232> ACSL 1922 +22
大幅に5日続伸。日本郵政<6178>傘下の日本郵便及び日本郵政キャピタルとの資本業務提携に基づき進めている物流専用ドローンの開発状況について、製品のデザインと想定仕様が決定したと発表している。自社の従来機体と比べてペイロードを拡大して5キロにするとともに物流専用機として機体上部からの配送物の収納や機体下部からの切り離しを可能とした。社会受容性の向上を目指した機体デザインも採用した。実用化は23年以降。
<4576> DWTI 259 -1
伸び悩み。ライセンスアウト先の興和(名古屋市)から、緑内障・高眼圧症治療剤の新規配合点眼剤「グラアルファ配合点眼液」の国内販売を開始したとの連絡を受けたと発表している。世界で初めての組み合わせの配合点眼剤で、既存の配合点眼剤と薬理学的な作用点が異なるため、様々な緑内障・高眼圧症治療剤との併用が可能という。今後、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は契約に基づく実施料(ロイヤリティ)を受領する。
《ST》
提供:フィスコ