ティア Research Memo(4):将来の見込み顧客となる個人会員数が年間3万件ペースで拡大
■事業概要
3. 顧客内訳と会員数の推移
ティア<2485>は直営の葬儀会館のほか自宅、寺院、公民館などを会場とした葬儀の施行全般を請け負っている。また、葬儀終了後のアフターフォローとして、忌明け法要や年忌法要の請負なども行っている。2022年9月期における葬儀売上高の顧客別構成比を見ると、「ティアの会」に加入する個人会員が64.7%、提携団体※が29.5%、フリー客が3.8%、その他が2.0%となっており、「ティアの会」会員及び提携団体で90%以上を占めている。特に、ここ数年は提携先の広がりもあって、提携団体の比率が上昇傾向にある。
※「ティアの会」と同等のサービスが受けられる法人、施設との団体契約を指す。
「ティアの会」は、入会金を支払うことにより会員特別価格で葬儀や葬儀後の法要、香典返しなどを利用できるほか、提携企業172社、全国226店で利用可能な「会員優待サービス」や「生き方応援ポイント」「葬儀保険」といった各種特典や割引サービスを受けられる同社独自の会員システムとなる。会員数は2022年9月期末で470,568人となり、年間3万人前後のペースで会員数が増加している。会員は将来の見込み顧客となるため、今後の収益動向を示す重要な先行指標となる。また、提携団体についても1,269団体と増加傾向が続いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ