中山鋼の上げ足鮮烈、5年ぶり800円台乗せも依然として超割安圏
中山製鋼所<5408>の上げ足鮮烈、一時800円台を回復した。同社株の800円台乗せは2017年11月以来約5年ぶりとなる。鋼板やコイル、棒鋼などを製造し、高度な製鉄技術に加え鉄スクラップを活用した自社電炉製造技術を強みとしている。業績は絶好調で22年3月期の営業3倍増益に続き、23年3月期も前期比77%増の128億円予想と抜群の変化率を示す。市場では一段の増額修正が有力視されている。また、同社の独自製品であるNFG(微細粒熱延鋼板)は軽量・高強度のスーパーメタルとして注目され、電気自動車(EV)向けの素材として今後の需要開拓が期待される。収益成長性が高まっている一方、PERはわずか4倍台、PBRも0.4倍台と超割安圏に位置している。また、今期年間配当は大幅増配で47円を計画、配当利回りは6%近い。
出所:MINKABU PRESS
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