助川電気が逆行高、好調な業績を背景とした6%超の自社株買い実施を好感
助川電気工業<7711>は全般軟調地合いに逆行して上値指向を強めている。同社は熱制御技術に強い研究開発型メーカーで、原子力関連機器などで実績が高く核融合技術分野でも先駆している。また半導体業界も主要顧客であり、半導体製造装置向け温度センサーなどで需要を獲得している。22年9月期の営業利益は前の期比53%増と急拡大を示し、続く23年9月期の同利益も8%増と成長が続く見通し。好業績を背景に株主還元姿勢も強化しており、5日取引終了後に発行済み株式数の6.3%相当の37万株、金額で4億7767万円を上限とする自社株買いを発表、6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT―3」で実施する計画で、足もとでこれを好感する買いを呼び込んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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