インテリWが地合い悪のなか上値追い、好業績際立ち金融や量子分野などで材料性豊富
インテリジェント ウェイブ<4847>が全体下げ相場の間隙を縫って上昇。ここ上値追い態勢を鮮明としており、前日は利益確定の売りに反落したものの、きょうはすかさず押し目を拾われ切り返しに転じている。金融決済分野で高い実績を持つシステム開発会社だが、地銀再編の動きや日銀の「デジタル円」への取り組みで、同社の活躍余地が意識されている。また、10月下旬に幕張メッセで開催された「第3回量子コンピューティングEXPO」で同社は仏Atos社製の量子シミュレーターを紹介し注目を集めるなど、量子コンピューター分野にも布石を打っている。業績も好調で売上高はここ数年来、過去最高更新が続いている。利益成長も顕著で23年6月期営業利益は前期比2割近い伸びで18億円を予想し、21年ぶりに過去最高利益に肉薄する見通しだ。
出所:MINKABU PRESS
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