i-plug---2Qは2ケタ増収、OfferBoxの登録企業数及び登録学生数は順調に伸長
i-plug<4177>は14日、2023年3月期第2四半期(22年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.2%増の13.26億円、営業損失が5.25億円(前年同期は0.39億円の損失)、経常損失が5.26億円(同0.35億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.28億円(同0.40億円の損失)となった。
OfferBoxの登録企業数及び登録学生数は順調に伸長しており、企業の採用意欲の高まりなどからオファー送信件数も大きく伸長しており、OfferBoxで内定に至る学生も増加している。OfferBoxの2023年卒の内定決定人数は前年同期比29.5%増の5,639人となった。
サービス別に区分した売上高の概況について、OfferBox(早期定額型)の売上高は前年同期比28.9%増の7.17億円となった。2024年卒を対象とした早期定額型は、継続受注だけでなく成功報酬型から早期定額型への切り替えや新規受注も好調に推移し、早期定額型の受注高は前年同期比48.5%増の15.56億円となった。早期定額型は受注高を期間按分して売上計上していることやその受注の季節的変動性から第2四半期累計期間の売上転換率は低めとなっている。
OfferBox(成功報酬型)の売上高は前年同期比4.0%増の4.72億円となった。2023年卒を対象とした成功報酬型は、企業の採用意欲の高まりなどから学生の内定決定が好調に推移しているが、早期定額型の受注が好調なため、入社合意枠を超過した内定決定は前年並みとなった。
eF-1G(適性検査)の売上高は前年同期比3.2%減の1.17億円となった。コロナ禍で厳しい状況であった適性検査結果を用いた企業内研修は、対面形式が可能になったことで回復傾向にあり、適性検査の受検についても堅調に推移した。
その他の売上高は前年同期比0.3%減の0.18億円となった。専門学校向けに提供しているマーク式の適性検査及び他社向けにカスタマイズした適性検査のロイヤリティ収入は堅調に推移した。
損益面については、成長を加速させるべく営業職や開発職等の増員やサービス規模拡大のためにプロモーション関連に投資している。また、求職者と企業をつなぐ転職プラットフォーム「PaceBox」を正式リリースし、人件費やプロモーション関連投資が増加した。これに加えて、第2四半期累計期間の売上高の季節性から、営業損失となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比43.5%増の43.66億円、営業損失は2.93億円、経常損失は2.99億円、親会社株主に帰属する当期純損失は3.84億円とする期初計画を据え置いている。
《TY》
提供:フィスコ