【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):アドベンチャ、ジーエヌアイ、サンドラッグ
アドベンチャ <日足> 「株探」多機能チャートより
14日に決算を発表。「非開示だった今期経常は黒字浮上へ」が好感された。
ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S] が11月14日大引け後(15:45)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は134億円の黒字(前年同期は87.6億円の赤字)に浮上して着地した。
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■芝浦電子 <6957> 5,090円 +405 円 (+8.6%) 本日終値
芝浦電子<6957>は急伸。14日の取引終了後、上限を10万株(発行済み株数の1.3%)、または7億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は22年11月14日から23年1月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行、資本効率の向上を図るためとしている。また、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高163億7000万円(前年同期比6.2%増)、営業利益26億600万円(同7.1%減)、純利益18億2900万円(同8.6%増)だった。為替相場の円安推移で増収を確保したものの、上海工場がロックダウンに伴い一時的に操業停止となり利益率が低下したほか、輸送費などの経費や人件費が増加したことも利益を圧迫した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高330億円(前期比7.8%増)、営業利益60億円(同7.7%増)、純利益40億円(同9.5%増)の従来見通しを据え置いた。
■アドベンチャー <6030> 12,060円 +880 円 (+7.9%) 本日終値
アドベンチャー<6030>が高い。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を1万500円から1万5000円に引き上げた。第1四半期(7~9月)の連結営業利益は前年同期比2.5倍の大幅増益となった。リオープン(経済再開)に伴う旅行需要の回復が、同社運営の旅行予約サイト「スカイチケット」への追い風となっている。同証券では23年6月期の同利益は会社予想28億円(前期比37.0%増)に対して45億円へ大幅な業績増額修正を予想している。
■ジーエヌアイグループ <2160> 1,572円 +92 円 (+6.2%) 本日終値
ジーエヌアイグループ<2160>が4連騰。14日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を163億3400万円から180億2300万円(前期比42.0%増)へ、営業利益を18億1500万円から20億5000万円(同26.2%増)へ、純利益を9億6100万円から12億1700万円(同14.2%増)へ上方修正したことが好感された。想定為替レートを1ドル=109.84円から131.89円へ、1元=17.02円から19.56円へ見直したことなどが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高127億6100万円(前年同期比33.8%増)、営業利益14億9400万円(同23.8%減)、純利益10億7600万円(同16.8%減)だった。
■サンドラッグ <9989> 3,550円 +205 円 (+6.1%) 本日終値
サンドラッグ<9989>が5日ぶりに反発。14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高3392億2300万円(前年同期比3.8%増)、営業利益185億1100万円(同3.2%増)、純利益127億2200万円(同2.1%増)となり、従来予想の営業利益177億5000万円を上回って着地したことが好感された。新型コロナウイルス関連商品の反動減の影響はあったものの、食料品などが引き続き堅調に推移したほか、酒などの値上げ前の駆け込み特需があったことが寄与した。また、マスクPB化などにより粗利率の改善を図ったことや、人時のコントロールや節電対策などにより販管費の抑制に取り組んだことも寄与した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高6930億円(前期比6.8%増)、営業利益354億円(同4.0%増)、純利益242億円(同1.5%増)の従来見通しを据え置いている。
■プレサンス <3254> 1,544円 +88 円 (+6.0%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常は2%増益、3円増配へ」が好感された。
プレサンスコーポレーション <3254> [東証S] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。22年9月期の連結経常利益は208億円になり、23年9月期は前期比2.2%増の212億円に伸びる見通しとなった。
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■ホットランド <3196> 1,462円 +83 円 (+6.0%) 本日終値
ホットランド<3196>は大幅高で年初来高値を更新。14日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を320億円から330億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を18億円から20億円(同2.1倍)へ、純利益を8億円から15億円(同27.9%減)へ上方修正したことが好感された。4月以降の売上高が堅調に推移しているほか、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金及び為替予約の時価評価による為替差益が計上されたことが要因としている。なお、第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高236億7500万円(前年同期比13.2%増)、営業利益13億4100万円(同4.1倍)、純利益14億6200万円(同18.3%減)だった。
■GMO-FG <4051> 15,380円 +850 円 (+5.9%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常は25%増で8期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は13円増配へ」が好感された。
GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証G] が11月14日大引け後(15:01)に決算を発表。22年9月期の連結経常利益は前の期比20.4%増の7.4億円になり、23年9月期も前期比24.6%増の9.2億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を57円→58円(前の期は51円)に増額し、今期も前期比13円増の71円に増配する方針とした。
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■エーザイ <4523> 8,753円 +465 円 (+5.6%) 本日終値
エーザイ<4523>が急伸。スイス製薬大手ロシュが14日、アルツハイマー型認知症治療薬候補の第3相臨床試験で、症状の進行を遅らせる効果を認めるための主要評価項目を達成できなかったと発表した。これを受け、欧州株式市場でロシュの株価は下落。一方で、エーザイが米製薬大手バイオジェン<BIIB>と開発した認知症薬候補「レカネマブ」に対する期待が高まり、エーザイ株に買いが集まった。14日の米国株式市場ではバイオジェン株も上昇した。エーザイとバイオジェンは9月、「レカネマブ」について、グローバル大規模臨床第3相臨床試験(CLARITY AD試験)で統計学的に高度に有意な臨床症状の悪化抑制を示し、主要評価項目を達成したと発表した。本試験結果をもとに22年度中の米国フル承認申請、および日本、欧州での承認申請を目指すとしている。
■キャリアリンク <6070> 2,825円 +147 円 (+5.5%) 本日終値
14日に決算を発表。「上期経常は26億円で着地」が好感された。
キャリアリンク <6070> [東証P] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は26.5億円となり、通期計画の64.1億円に対する進捗率は41.3%となった。
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