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ダウ平均は反落 メタが上昇 ディズニーが決算受け大幅安=米国株序盤

NY株式9日(NY時間10:55)
ダウ平均   32866.69(-294.14 -0.89%)
ナスダック   10481.27(-134.93 -1.27%)
CME日経平均先物 27680(大証終比:+30 +0.11%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。取引開始直後から売りが先行し、ダウ平均は一時300ドル超下落する場面も見られた。ロシアのショイグ国防相がロシア軍に対して、ウクライナ南部の都市ヘルソン市からの撤退を命令したと伝わり、下げ渋る場面が見られたものの、買い戻しが一巡すると再び戻り売りに押されている。

 市場は米中間選挙の結果に注目しているが、NY時間の午前になっても結果は未だ確定していない。上院は拮抗しており、下院は予想通りに共和党が優勢となっているが、民主党も善戦し、予想ほど差は拡大していないようだ。

 ただ、市場からは、中間選挙の結果が米財政政策や金融政策に重大な影響を与えることはないとの見解も出ている。共和党が下院で過半数を占めるか、あるいは上下両院を制したとしても、新たな法案については膠着状態が続くと考えられるという。また、中間選挙が米経済や世界市場の見通しを大きく変えることもなく、FRBはインフレ抑制のために利上げを継続し、これが米経済を景気後退に追い込む可能性が高いと指摘している。

 「選挙結果はまだ不明だが、モデルや投資家が期待していたほど共和党の赤い波は実現せず、短期的には、すでに高まっているボラティリティに拍車をかけるだろう」との声も出ていた。

 むしろ市場は、明日の米消費者物価指数(CPI)に意識を切り替えているかもしれない。FRBは先日のFOMCで、今後利上げペースを縮小する可能性は示唆したものの、ターミナルレート(最終着地点)は9月時点の予想よりも高いとの認識を強調した。市場では12月FOMCは0.50%ポイントの利上げに留まるとの見方も有力視されているが、米CPIはそれを占う上で重要な指標となる。今回の米CPIは12月FOMCまでに発表になる最後の米CPI。

 きょうはフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズ<META>の買いが目立っている。従業員の約13%に相当する1万1000人余りを削減すると発表した。今後数カ月で更なるコスト削減を実施する意向も明らかにし、来年の採用人数も減らす予定。なお、第4四半期の売上高見通しは従来の300億-325億ドルを据え置いた。

 ディズニー<DIS>が決算を受け大幅安となっており、ダウ平均を圧迫。ディズニー+加入者は予想以上に増加したものの、1株利益、売上高とも予想を下回った。広告収入の低迷と動画配信の損失が予想以上だった。ディズニー+加入者は1210万人の新規顧客を獲得したものの、ディズニー+を牽引する消費者向け直販部門は損失を計上。番組制作費の増加とグローバル展開のコストが重石となった。

ディズニー<DIS> 88.33(-11.58 -11.59%)

アップル<AAPL> 136.57(-2.93 -2.10%)
マイクロソフト<MSFT> 226.30(-2.57 -1.12%)
アマゾン<AMZN> 87.55(-2.43 -2.71%)
アルファベットC<GOOG> 88.62(-0.29 -0.33%)
テスラ<TSLA> 188.58(-2.72 -1.42%)
メタ・プラットフォームズ<META> 103.06(+6.59 +6.83%)
AMD<AMD> 61.01(-2.84 -4.45%)
エヌビディア<NVDA> 139.23(-6.79 -4.65%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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