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株価指数先物【引け後コメント】 金融引き締めが終盤に近づくことによって、リバランスに伴うNTロングを想定


大阪12月限
日経225先物 27300 -140 (-0.51%)
TOPIX先物 1904.0 -14.5 (-0.75%)

 日経225先物(12月限)は前日比140円安の2万7300円で取引を終了。寄り付きは2万7440円と前日比変わらずで始まり、その後、シカゴ日経平均先物(2万7380円)にサヤ寄せする格好で現物の寄り付き直後に2万7330円まで売られる場面も見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、売り一巡後は75日移動平均線を挟んだ2万7330円~2万7440円辺りの狭いレンジで推移。取引終了間際にはポジション調整によりレンジを切り下げ、2万7270円まで売られる場面も見られ、2万7300円で取引を終えた。

 日経225先物は75日線を挟んで底堅い値動きを継続していたが、終盤にかけての調整で同線を下回って終えており、ナイトセッションの開始直後には2万7240円まで売られ、日中の安値を下回っている。グローベックスの米株先物はNYダウ、S&P500が小幅に上昇して推移しており、ナスダック100はマイナスながらも3ポイント程度の小幅な下げにとどまっている。メタプラットフォームズ<META>の下落影響を日中取引で改めて織り込みに行くのかを見極める必要はあるが、米先物の動きを見る限りでは相場全体に与える影響は軽そうだ。

 また、27日の米国ではアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>の決算が予定されている。予想を下回る決算を発表したアルファベット<GOOG>やマイクロソフト<MSFT>が大きく売られるなかで売りが波及していたこともあり、決算後の市場反応には注目したい。もっとも、市場の関心は11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、次の12月FOMCにおいて利上げペースを緩めてくるかが注目されている。前日にはカナダ銀行(中央銀行)が予想外の利上げ幅縮小を決定したことで、市場の関心は一段と高まっている。

 なお、金融引き締めが終盤に近づくことによって、資金の動きにも変化がみられてきたようだ。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが堅調な値動きで日経平均株価を下支えしており、リバランスと見られる動きが目立っている。この影響もあってNT倍率は先物中心限月で14.33倍に上昇。5日、75日線を支持線に一時14.36倍まで切り上げる場面も見られた。

 NT倍率はボリンジャーバンドの+2σ水準まで切り上げてきたため、一段の上昇には過熱を冷ます調整を入れておきたいところであるが、75日線を下回ってくるような局面ではNTロングの組成を意識しておきたい。米決算やFOMCが失望を招く可能性はあるが、リバランスの動きが強まることによって、相対的に日経平均型優位の展開が見込まれる。

 手口面では、日経225先物はSBIが940枚、野村が710枚、JPモルガンが560枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが2750枚、BNPパリバが500枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが3890枚、SBIが1250枚程度の売り越しに対して、ソジェンが2300枚、BNPパリバが1480枚、モルガンSが1190枚程度の買い越しだった。

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