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27000円を挟んだこう着も、押し目買い意欲は高まる/オープニングコメント


 21日の日本株市場は、売り優勢ながらも下値の堅さは意識されやすい相場展開が見込まれよう。20日の米国市場ではNYダウが90ドル安だった。週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまり、9月中古住宅販売件数もほぼ予想に一致したため、景気減速懸念は後退。IBMやAT&Tの決算を評価した買いも見られ、NYダウは一時400ドル近く上昇する場面が見られた。ただし、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ観測が強まると、長期金利の上昇を警戒した売りに押され下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の27020円。円相場は1ドル150円10銭台で推移している。

 米国市場の下落影響から、やや売り先行で始まりそうである。ただし、米国ではFRBによる積極的な金融引き締めへの警戒は根強いものの、予想を上回る決算を発表した銘柄が買われるなか、センチメントは改善傾向にある。また、VIX指数は30.00を下回ってきたことも、ややリスク選好に向わせやすいだろう。そのため、積極的に買いを入れてくる流れにはならないとはいえ、下値の堅さは意識されやすく、日経平均の27000円割れ水準での押し目買い意欲は強そうだ。

 また、円相場が1ドル150円台に乗せてくるなか、ハイテクなど海外売上高の大きい米企業にとって収益の逆風となることから米ハイテク株の動向は気がかりとなる。ただし、前日の取引終了後に決算を発表したラムリサーチは8%近く上昇し、SOX指数は上昇していることから、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えになりそうだ。相対的に売り込まれていたハイテク株が底堅い値動きを見せてくるようだと、センチメント改善にも繋がると見られる。

 物色の流れとしては決算を手がかりとした個別物色のほか、インバウンドなどテーマ性のある銘柄に短期資金は向かいやすいと考えられる。また、経済対策への期待感も高まってきていることから、国策をテーマとした循環物色も意識されよう。
《AK》

 提供:フィスコ

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