東エレクは強弱観対立、3万5000円台を巡る攻防で個人投資家の関心も高い
東京エレクトロン<8035>は強弱観が対立、引き続き3万5000円台ラインを巡る攻防となっている。前日は一時3万4550円まで下押した後に下げ渋る動きを見せたが、売り圧力は解消されていない。仮に終値で3万5000円を下回ると、20年11月下旬以来約2年ぶりとなる。
前日の米国株市場ではインテル<INTC>がプラス圏で引けるなど半導体関連株に押し目買いの動きは見られるものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日続落で年初来安値を連日更新しており、依然として向かい風が強い。外国為替市場では一段とドル買いの動きが活発で1ドル=147円に迫る円安に振れているが、世界的な景気失速懸念から半導体需給にも先行き不透明感が拭えず、円安メリットはあまり評価されていないのが現状だ。同社株は個人投資家の関心も高く、株価が大きく下押す局面では信用取引を活用した買いも観測されており、これが株式需給面で戻り売りを意識した上値の重さにつながっている。
出所:MINKABU PRESS
前日の米国株市場ではインテル<INTC>がプラス圏で引けるなど半導体関連株に押し目買いの動きは見られるものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日続落で年初来安値を連日更新しており、依然として向かい風が強い。外国為替市場では一段とドル買いの動きが活発で1ドル=147円に迫る円安に振れているが、世界的な景気失速懸念から半導体需給にも先行き不透明感が拭えず、円安メリットはあまり評価されていないのが現状だ。同社株は個人投資家の関心も高く、株価が大きく下押す局面では信用取引を活用した買いも観測されており、これが株式需給面で戻り売りを意識した上値の重さにつながっている。
出所:MINKABU PRESS