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外為サマリー:一時144円00銭台を回復、22日の円買い介入後はドル買い優勢

 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円80銭前後と22日の午後5時時点に比べ2円00銭弱のドル安・円高となっている。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円31銭前後と前日に比べて90銭強のドル高・円安で取引を終えた。22日夕に政府・日銀が円買い・ドル売り介入を実施したことで、同日の海外市場では140円30銭台まで押される場面があった。ただ、その後は日米金融政策の方向性の違いに着目したドル買い・円売りが優勢となった。

 23日の米債券市場で米長期金利が一時3.8%台と2010年4月以来の水準まで上昇したこともドルの支援材料となっており、この日の東京市場でもドル買い・円売りが優勢。前週末の欧米株式市場が下落し、投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、流動性の高いドルの需要が高まっている面もあり、午前9時50分過ぎには一時144円08銭をつけた。一方、ウクライナ情勢を巡る混乱などを背景に、対ドルや対円でのユーロ売りが目立っている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9569ドル前後と22日の午後5時時点に比べて0.0270ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=137円63銭前後と同5円90銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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