新興市場銘柄ダイジェスト:GRCSは大幅に6日ぶり反発、マイクロ波化学が大幅に続伸
<9250> GRCS 3150 +115
大幅に6日ぶり反発。クレジットカード業界の国際的セキュリティ基準PCI DSS v4.0に対応した準拠支援ソリューションの提供を開始したと発表している。PCI DSSは、クレジットカードなどの会員情報を保護し、安全なカード取引を実現するための国際的なセキュリティ基準。カード情報を保存・処理または伝送するカード加盟店や決済代行事業者などのサービス・プロバイダーは準拠するよう求められている。
<9227> マイクロ波化学 860 +51
大幅に続伸。一部メディアの番組が「マイクロ波を使って加熱する技術は、化学工業の分野でCO2削減・省エネを実現できると期待される」としてマイクロ波化学を取り上げ、買い材料視されている。番組では「マイクロ波化学はその技術で100年に一度のイノベーションを起こそうと日々研究開発を進める」などと紹介。米国の大幅利上げを受けてグロース市場全体が軟調な中、話題性のある銘柄として買いが入っているようだ。
<7793> イメージマジック 1045 +10
大幅に5日ぶり反発。物流業務での人手不足に対応するため、自動たたみ梱包出荷システム「HAYATE」を開発し、販売を開始したと発表している。袋詰めした後に空気を抜く機能と送り状を貼りつける機能を搭載し、省力化だけでなく袋の中にある空気を最小限に減らす仕組み。たたむサイズは袋のサイズに合わせて調整し、Tシャツであればメール便のサイズである2センチの厚さ以内に圧縮できるという。
<7351> グッドパッチ 798 -25
上場来安値。22年8月期の営業利益予想を従来の5.18億円から3.81億円(前期実績4.06億円)に下方修正している。M&Aに係る費用を販管費として計上したほか、デザインパートナー事業でドイツ子会社が赤字になる見込みとなったため。また、投資有価証券評価損として特別損失1.18億円を計上し、純利益予想を従来の3.75億円から1.26億円(同3.27億円)に引き下げた。
<3917> アイリッジ 717 +16
大幅に4日ぶり反発。東急建設<1720>とRFID(無線自動識別)タグとスマートフォンアプリを活用した建設DXサービス「工具ミッケ」を共同開発し、10月1日から販売を開始すると発表している。10月中に東急建設の5カ所の現場でも導入する。同サービスは、工事現場で使う工具の照合作業を自動化し、管理業務の縮減と生産性向上を実現するもの。概念実証(PoC)では、最大8割程度の工数削減効果が認められているという。
<4192> スパイダープラス 705 0
いってこい。基本特許技術「BIM・建築図面連携」を業界で初めて取得したと発表している。3次元モデルのBIM(Building Information Modeling)を2次元の建築図面に変換し、建築図面に対して工事進捗を記録した後、データの消失や断絶なく再度BIMに変換して戻すことが可能な技術。BIMは、建設ライフサイクルに関する情報が統合された3次元モデルで、建設生産プロセスを効率化する手段とされている。
《ST》
提供:フィスコ