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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):VIX短先物、ゲオHD、JR東日本

VIX短先物 <日足> 「株探」多機能チャートより
■VIX短先物 <1552>  2,185円  +85 円 (+4.1%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。21日の米VIX指数は前日に比べ0.83(3.06%)ポイント高の27.99に上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%利上げが発表された。11月の次回FOMCでも4回連続となる政策金利の0.75%引き上げの可能性が浮上しており、NYダウは522ドル安と大幅続落した。この米国市場の波乱を受けて、東京市場でVIX短先物は上昇している。

■ゲオホールディングス <2681>  1,741円  +48 円 (+2.8%)  本日終値
 ゲオホールディングス<2681>は反発。きょう午後2時ごろ、子会社セカンドストリートUSAが、米国テキサス州に初出店となるリユースショップ「2nd STREET Cedar Park」をオープンすると発表しており、これが好感された。「2nd STREET Cedar Park」を出店するシーダーパークの位置する場所は、ヴィンテージショップやセレクトショップ、アンティークショップなどが立ち並ぶ若者や観光客に人気のエリア。同社は現在、米国、マレーシア、台湾の3カ国で海外展開しており、今回オープンするのは米国16号店となる。

■大和工業 <5444>  4,670円  +80 円 (+1.7%)  本日終値
 大和工業<5444>が3日続伸。SMBC日興証券が21日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の5400円から5800円へ引き上げたことが好材料視された。レポートでは、業績は23年3月期上期でピークアウトを予想するが、中長期的に同社は高水準の利益を維持し、キャッシュの蓄積が進むとみている。積み上がったキャッシュの使途に注目しており、今後の成長投資に加え、配当や自社株買いなど株主還元に期待したいと報告している。

■日本工営 <1954>  3,730円  +60 円 (+1.6%)  本日終値
 日本工営<1954>は反発。午前10時ごろ、アバターを通じて地域資源の体験と地域との交流ができるバーチャル空間(メタバース)「デジタルモール嬉野」をきょう午後5時にオープンすると発表しており、これが好感された。これは、佐賀県嬉野市で採択された内閣府「未来技術社会実装事業」に大日本印刷<7912>とケー・シー・エス(東京都文京区)と連携して取り組むもの。9月23日開業の西九州新幹線「嬉野温泉駅」と駅隣接の道の駅「うれしの まるく」内の観光文化交流センターなどの建築データをもとに高精細に表現したメタバースで、200人以上の同時参加やチャットができることなどが特徴としている。

■JR東日本 <9020>  7,615円  +106 円 (+1.4%)  本日終値
 鉄道株や空運株が高い。訪米中の岸田首相が現地で開かれた日本食PRイベントで、新型コロナウイルスの水際対策を10月以降更に緩和する方針を表明したことが伝わっている。鉄道や空運など一連の旅行関連株は全体軟調相場のなか朝方安く始まったものの、この報道を受けて前場中盤から切り返す動きをみせる銘柄が目立っている。鉄道株ではJR東日本<9020>などJR各社のほか、西武ホールディングス<9024>、名古屋鉄道<9048>、京阪ホールディングス<9045>などが買われた。空運の日本航空<9201>とANAホールディングス<9202>もしっかり。

■ベイカレント <6532>  39,250円  +200 円 (+0.5%)  本日終値
 ベイカレント・コンサルティング<6532>は反発。21日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を10株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的としている。効力発生日は11月1日。

■日本オラクル <4716>  7,580円  -420 円 (-5.3%)  本日終値
 日本オラクル<4716>が下落。21日の取引終了後、23年5月期第1四半期(6~8月)の決算を発表し、純利益が前年同期比3.8%減の113億2600万円だった。通期で増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点で減益となったことが嫌気されたようだ。ライセンスビジネスの減収やクラウドビジネスの営業体制の見直し、最適化による一時コストの発生などが影響した。売上高は同1.3%増の510億1800万円と増収を確保した。なお、通期の売上高は前期比1.0~4.0%増、1株当たり純利益は前期比増益となる400~410円(前期399円55銭)の見通し。

■神戸物産 <3038>  3,365円  -110 円 (-3.2%)  本日終値
 神戸物産<3038>は続落。21日の取引終了後に発表した8月度の単体業績で、営業利益が前年同月比10.2%増と2ケタ増となったものの、全般安とあって市場の反応は限定的のようだ。多くのテレビ番組やSNSなどでの紹介に加えて、顧客が満足できる価格戦略を実行したことが寄与し売上高は同14.8%増となった。また商品別では冷凍野菜などが堅調に推移した。

■ダブル・スコープ <6619>  1,550円  -29 円 (-1.8%)  本日終値
 ダブル・スコープ<6619>は売り買い交錯のなか乱高下する展開となった。前日まで3日連続のストップ安で、3営業日合計で株価はほぼ半値となった。きょうも朝方は売り優勢で前日比170円安の1409円まで売り込まれたが、その後は急速に買い戻され午前10時半ごろには170円高の1749円まで浮上した。しかし、その後は上値が押さえられた。目先筋の利益確定売りと一段のリバウンドを期待した買いが錯綜し激しい値動きとなっている。同社株は韓国子会社のKOSDAQ上場に絡み、見込み時価総額が想定の下限を下回ったことを嫌気され、前週16日を境に大量の売りを浴びる格好となった。これについて市場では「子会社上場を巡り失望感が広がったのは事実としても、3日連続で売り気配のままストップ安をつけるほどのインパクトはなく、不合理な動きといえる。株式需給面では個人の信用買いが高水準だったことで、投げ売りの誘発を狙った仕掛け的な売りの要素も大きいようだ。売り一巡後のリバウンドも需給的な要因に委ねられ、出来高も極めて高水準でHFT(機械的な高速売買)に振り回されている」(中堅証券マーケットアナリスト)としている。なお、同社株の売買代金は全上場企業の中で断トツとなっている。

■三菱UFJ <8306>  723.5円  -8.4 円 (-1.2%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>など大手金融株は揃って値を下げている。注目されたFOMCではFRBが3会合連続となる0.75%の大幅利上げを決定、米10年債利回りは終値ベースで若干低下したものの3.5%台にあり、米2年債利回りは4%台に乗せた。国内では日銀が大規模金融緩和策を継続しているが、きょうは金融政策決定会合の結果が発表される予定でマーケットの関心が高い。現状維持の可能性は高いとみられているものの、部分的な政策変更の可能性も指摘されており、仮に動きがあればメガバンクや大手生保株には株価面でプラスに働くことも考慮されるだけに思惑が交錯している。

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