ソフトバンクGは強弱拮抗、ビジョン・ファンド人員削減報道など嫌気も自社株買い思惑
ソフトバンクグループ<9984>は前週末終値近辺で売り買いを交錯させている。テクニカル的には75日移動平均線を意識した攻防となっている。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が6日続落と下値模索の動きを続けており、米ハイテク株に積極投資する同社にとっては向かい風が強い。また、同社の傘下にあるビジョン・ファンド立ち上げの貢献者であるラジーブ・ミスラ副社長の辞任に加え、同ファンドの人員を2割以上削減するとの海外メディアによる報道も嫌気されている。ただ、株式需給面では自社株買いに対する期待があり、前週末までの3日続落を受け押し目買いも誘発しているもようだ。なお信用取組は、直近8月26日申し込み現在で信用買い残が増加する一方売り残が減少しており、信用倍率は1.84倍と需給が緩んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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