外為サマリー:一時1ドル140円40銭近辺に上昇、ドルやユーロに対して円売り活発化
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=140円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円00銭強のドル高・円安となっている。
1日のニューヨーク市場でドル円相場が約24年ぶりとなる140円台に乗せた反動から、この日の朝方には一時139円86銭まで伸び悩んだ。ただ、今晩に発表される8月の米雇用統計で労働市場の需給逼迫が示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が一段と強まる可能性があり、ドルは売り一巡後に切り返し。鈴木俊一財務相が記者会見で「最近の為替相場の変動は、やや大きくなっているなという印象を受けている」としながらも、「憂慮」といった強い言葉がなかったこともドルの買い安心感につながっている様子だった。午後に入ると、金利先高観が強いドルやユーロに対して円売りが活発化し、ドル円相場は午後1時40分過ぎに140円40銭近辺まで上伸する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9971ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=139円93銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
1日のニューヨーク市場でドル円相場が約24年ぶりとなる140円台に乗せた反動から、この日の朝方には一時139円86銭まで伸び悩んだ。ただ、今晩に発表される8月の米雇用統計で労働市場の需給逼迫が示されれば、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が一段と強まる可能性があり、ドルは売り一巡後に切り返し。鈴木俊一財務相が記者会見で「最近の為替相場の変動は、やや大きくなっているなという印象を受けている」としながらも、「憂慮」といった強い言葉がなかったこともドルの買い安心感につながっている様子だった。午後に入ると、金利先高観が強いドルやユーロに対して円売りが活発化し、ドル円相場は午後1時40分過ぎに140円40銭近辺まで上伸する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9971ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=139円93銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS