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株価指数先物【引け後コメント】 下へのバイアスが強まりやすく、ボリンジャーの-2σに向けた動きも


大阪9月限
日経225先物 27630 -490 (-1.74%)
TOPIX先物 1934.5 -27.5 (-1.40%)

 日経225先物(9月限)は前日比490円安の2万7630円で取引を終了。寄り付きは2万7750円とシカゴ日経平均先物(2万7855円)を下回り、売り先行で始まった。下げ渋る動きは見せたものの戻りは鈍く、リスクポジションを圧縮する動きが強まるなか、後場に入り一時2万7580円まで売られた。

 日経225先物はシカゴ先物水準を下回るギャップダウンで、8月29日の直近安値2万7760円を割り込んで始まると、オプション権利行使価格の2万7750円、ボリンジャーバンドの-1σ水準を下回った。これにより、ヘッジ対応の動きも強まり、前場半ばにかけて下げ幅を広げた。

 ただし、前場半ば以降は概ね2万7600円~2万7680円辺りのレンジ推移だった。ちょうど52週移動平均線が位置している水準で下げ渋りを見せており、2万7600円前後で底堅さが見られるかを確認する必要はあるだろう。ボリンジャーバンドの-1σを割り込んできたことで下へのバイアスは強まりやすいが、-2σに接近する局面では、売られ過ぎとの見方に向かわせ、リバランスの動きを強めてくる可能性もありそうだ。

 そのため、トレンドは悪化傾向にはあるが、目先的にはオプション権利行使価格の2万7750円を中心に、レンジは上下2つの権利行使価格となる2万7500円~2万8000円とやや広めに想定しておきたい。2万7500円を下回ってくる局面では、節目の2万7000円が射程に入ってくる可能性はあるものの、-2σの2万7350円水準を下回る水準では、その後のショートカバーを想定した押し目狙いのロング対応になろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。一時14.24倍まで下げて支持線として意識されていた75日線を下回る場面も見られた。リバランスが入りやすい一方で、8月12日のイレギュラー的な急落でつけた14.21倍に接近している。これを下回ってくるようだと、7月半ばの安値水準である13.98倍に向けたNTショートの動きを強めてくることも考えられる。しばらくは方向性を見極めつつ、スキャルピング中心の売買になりそうだ。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが2080枚、ドイツが1210枚、バークレイズが910枚、BofAが830枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが3560枚、HSBCが790枚、三菱UFJが390枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はUBSが2430枚、BofAが2250枚、シティが1270枚、ゴールドマンが1250枚程度の売り越しに対して、ソジェンが2890枚、BNPパリバが1500枚、みずほが1200枚程度の買い越しだった。裁定業者と見られる解消の動きのほか、若干ではあるが、来週の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に向けて、限月交代に伴うロールオーバーの動きも見られた。

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