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19日の株式相場見通し=強気優勢、2万9000円台回復か

 19日の東京株式市場は強弱観対立のなかもやや強気優勢の地合いとなり、主力株中心に頑強な値動きが予想される。日経平均株価は2万9000円大台を再び回復する局面が想定されるが、上値も重い展開となりそうだ。前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて堅調だったが、米国株市場では気迷いムードが漂うなか、NYダウがマイナス圏で推移する時間帯が長かった。大引けは高く引けたものの上げ幅は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も小幅プラス圏で着地している。FRBによる金融引き締め政策が減速するとの見方が買いを誘導しているものの目先買い疲れ感も垣間見え、これを受けて東京市場でも積極的にリスクを取る動きは見込みにくい。日経平均は前日に280円あまり下落していることで、目先押し目買いも予想されるが、来週予定されるジャクソンホール会議を前に、ここでのパウエルFRB議長の発言内容を見極めたいとの思惑が買い手控え要因となる。

 18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比18ドル72セント高の3万3999ドル04セントと小幅反発。ナスダック総合株価指数は同27.219ポイント高の1万2965.342だった。

 日程面では、きょうは7月の全国消費者物価指数(CPI)、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では、7月の英小売売上高など。

出所:MINKABU PRESS

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