話題株ピックアップ【昼刊】:Fスターズ、エネチェンジ、JT
■レーサム <8890> 1,260円 +70 円 (+5.9%) 11:30現在
レーサム<8890>が大幅反発し年初来高値を更新している。前週末22日の取引終了後、800万株(発行済み株数の21.57%)の自社株を7月29日付で消却すると発表したことが好感されている。なお、消却後の発行済み株数は2908万1400株となる。
■フィックスターズ <3687> 1,167円 +54 円 (+4.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
フィックスターズ<3687>が全般軟調地合いに逆行し5連騰と気を吐いているほか、エヌエフホールディングス<6864>、シグマ光機<7713>、ユビキタスAI<3858>など量子コンピューター関連に位置付けられる銘柄群に買いが向かっている。岸田政権の看板政策である「新しい資本主義」では国益に直結する科学技術分野を重視し、そのなか量子コンピューターは国家戦略の重点投資項目に組み込まれている。国策支援を背景に国産初の量子コンピューター開発に期待が高まるなか、関連銘柄にも動意づくものが増えている。
■ENECHANGE <4169> 1,490円 +59 円 (+4.1%) 11:30現在
ENECHANGE<4169>が大幅高で3日続伸している。東京証券取引所が25日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したほか、日本証券金融も同日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いているようだ。
■エフピコ <7947> 3,150円 +120 円 (+4.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
エフピコ<7947>の戻り足が鮮烈、6月22日の年初来安値2504円をターニングポイントに急速なリバウンド局面に移行している。食品トレーや弁当・総菜容器を製造するが耐熱・耐油性などに優れる新素材や、消費者ニーズを考慮した工夫された容器構造など技術力の高さに定評がある。原材料費の高騰も価格改定で乗り切り、23年3月期は増収営業増益を見込んでいる。信用買い残も枯れ切った状態で、機関投資家とみられる実需買いで上値指向を鮮明としている。テクニカル的には5日移動平均線をサポートラインとする急勾配の戻りを継続、今月後半には25日・75日移動平均線のゴールデンクロスも示現している。
■ウエルシア <3141> 3,065円 +30 円 (+1.0%) 11:30現在
ウエルシアホールディングス<3141>が4日続伸している。前週末22日の取引終了後、沖縄県でドラッグストアなどを展開するふく薬品(沖縄県那覇市)の株式の52.58%を12月1日をメドに取得し、子会社化すると発表しており、これが好材料視されている。今回の子会社化は、ウエルシアがこれまでに出店していない沖縄エリアにおける経営規模の拡大と経営体質の強化を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、23年2月期業績への影響は軽微としている。
■サーティワン <2268> 4,105円 +35 円 (+0.9%) 11:30現在
B-R サーティワンアイスクリーム<2268>が3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は22日取引終了後に、22年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は11億2500万円(今期から連結決算に移行したため前年同期との比較なし)となり、通期計画11億9000万円に対する進捗率が94.5%に達していることが好感されているようだ。テイクアウト需要に加え、イートイン需要も新型コロナウイルス感染症拡大前に戻りつつあり、売上高は100億4700万円となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■JT <2914> 2,407円 +13 円 (+0.5%) 11:30現在
JT<2914>は全般地合い悪のなか売り物をこなし、頑強な値動きで目を引く。ロシアのウクライナ侵攻に伴い、「ロシア事業の継続性が疑問視され株価はいったん調整を余儀なくされたが、予想以上に下値抵抗力が強い」(中堅証券ストラテジスト)という。同社の収益基盤は強力で、6%を超える高配当利回りが見直されている。また、同社株の下落を見込んで空売りの買い戻し圧力も働いているもようだ。日証金では貸借倍率が0.2倍台と大幅に売り長の状態にある。また、機関投資家による貸株調達に伴う空売りなども考慮され、株価は前週に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現している。
■三菱UFJ <8306> 734.1円 +2.5 円 (+0.3%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や第一生命ホールディングス<8750>は強弱観対立。前週末の米国債券市場では先行き景気後退への懸念から長期債が買われる展開となり、米10年債利回りは終値ベースで2.75%台まで急低下した。これに伴い運用環境が悪化するとの思惑でゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>、シティグループ<C>など大手金融株が軒並み軟調な値動きを強いられた。東京市場でも米国事業を手掛けるメガバンクや大手生保株の株価はこの地合いを引き継ぎやすいところだが、株価指標面で割安感が強く、配当利回りの高さに着目した買いで下値抵抗力を発揮している。
■サンバイオ <4592> 1,119円 -193 円 (-14.7%) 11:30現在
サンバイオ<4592>が大幅安。前週末22日の取引終了後、先駆け審査指定制度の枠組みの中で外傷性脳損傷に対する治療薬としての承認審査を受けている同社開発品「SB623」について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の議題に含まれなかったと発表。これを受け、承認取得に対する期待感がしぼむ形で売りが先行しているようだ。8月3日に開催される薬事・食品衛生審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会の議題に同開発品が含まれなかったとしており、これにより9月までの承認取得はないという。会社側では、承認審査への対応に全社一丸となって日々全力で取り組んでおり、承認審査フェーズを最速で乗り切りたいとしている。
■東京製鐵 <5423> 1,390円 -101 円 (-6.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
東京製鐵<5423>が続落している。前週末22日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、営業利益を300億円から390億円(前期比22.7%増)へ、純利益を240億円から315億円(同1.4%減)へ上方修正したが、サプライズ感はないとの見方から売り優勢でのスタートとなっている。売上高は4000億円から3960億円(同46.2%増)へやや下方修正したものの、7~9月期に主原料である鉄スクラップ価格が4~6月期実績を下回ると想定されるほかこれまでの製品販売価格の値上げが製品出荷単価に反映されることが利益を押し上げる。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高906億5100万円(前年同期比70.8%増)、営業利益72億3300万円(同94.7%増)、純利益68億900万円(同87.4%増)だった。
■レーザーテック <6920> 18,220円 -260 円 (-1.4%) 11:30現在
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄への売りが優勢となっている。前週末の米国株市場では米10年債利回りが急低下したものの、ハイテク株は買い疲れ感から売りに押される展開となった。特に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.6%安とナスダック総合株価指数を上回る下落率となった。エヌビディア<NVDA>が4%を超える下げとなったほか、半導体製造装置トップメーカーのアプライド・マテリアルズ<AMAT>やメモリー製造大手のマイクロンテクノロジー<MU>なども総じて下値を探る展開を強いられており、東京市場にもこの流れが波及している。外国為替市場で足もと円高に振れていることもネガティブに作用している。
■住友金属鉱山 <5713> 4,098円 -2 円 (-0.1%) 11:30現在
住友金属鉱山<5713>は売り買い交錯ながら頑強で、底値圏離脱を探る動きにある。株価は銅市況や金市況などの下落を背景に6月中旬以降大幅な調整に見舞われたが、前週は売り飽き気分が台頭し戻りに転じる兆しをみせていた。電子材料部門も収益の柱の一つを担っており、次世代パワー半導体材料の製造などにも積極的に取り組んでいる。そうしたなか、前週末22日に同社は、子会社のサイコックスがSiC(炭化ケイ素)基板の8インチウエハー開発ラインを新設することを発表、これが足もとの株価を刺激する材料としてマーケットの視線を集めている。
■SKIYAKI <3995> 517円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在
SKIYAKI<3995>がストップ高に買われている。この日の寄り前、オールインワン型ファンプラットフォーム「Bitfan」でNFT(非代替性トークン)サービスの提供を開始すると発表しており、これが好感されている。同サービスは、「LINE」アカウント保有者であれば誰でも簡単にウォレットを開設できる点やLINEのNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」でユーザー間での取引が容易である点などを考慮し、基盤技術にLINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」を採用。第1弾として、女優の今田美桜オフィシャルファンクラブ初となる有料会員500人限定のオフラインイベントで、記念NFTを発行するとしている。
■PSS <7707> 820円 +81 円 (+11.0%) 11:30現在
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>は急反発。世界保健機関(WHO)が23日、欧米を中心に感染が拡大している天然痘に似た感染症「サル痘」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態の宣言はWHOによる最高レベルの警告にあたるもので、2020年1月に新型コロナウイルスに対して出されて以来となる。これを受け、サル痘ウイルス向けPCR検査キットを手掛ける同社に思惑的な買いが向かっているようだ。
■WACUL <4173> 720円 +64 円 (+9.8%) 11:30現在
WACUL<4173>が大幅反発している。午前9時ごろ、同社の「AIアナリスト・シリーズ」をソニービズネットワークス(東京都渋谷区)が採用したと発表しており、これが好感されている。今回採用されたのは、同社のデジタルマーケティングのPDCAを支える分析・改善提案ツール「AIアナリスト」とそこから抽出された改善を実現するBPOソリューション「AIアナリストAD」。ソニービズでは、もともとWebサイトで顧客を誘導していた「トライアル登録」のハードルが高く、なかなかコンバージョンにつながらなくなっていたなか、WACULからコンバージョンの内容変更を提案。また、サイトだけでなく広告やSEO、純粋想起率を高めるメール施策など、マーケティング施策を一気通貫で実行した結果、前年比で10%改善したという。
●ストップ高銘柄
SKIYAKI <3995> 517円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在
1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
レーサム<8890>が大幅反発し年初来高値を更新している。前週末22日の取引終了後、800万株(発行済み株数の21.57%)の自社株を7月29日付で消却すると発表したことが好感されている。なお、消却後の発行済み株数は2908万1400株となる。
■フィックスターズ <3687> 1,167円 +54 円 (+4.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
フィックスターズ<3687>が全般軟調地合いに逆行し5連騰と気を吐いているほか、エヌエフホールディングス<6864>、シグマ光機<7713>、ユビキタスAI<3858>など量子コンピューター関連に位置付けられる銘柄群に買いが向かっている。岸田政権の看板政策である「新しい資本主義」では国益に直結する科学技術分野を重視し、そのなか量子コンピューターは国家戦略の重点投資項目に組み込まれている。国策支援を背景に国産初の量子コンピューター開発に期待が高まるなか、関連銘柄にも動意づくものが増えている。
■ENECHANGE <4169> 1,490円 +59 円 (+4.1%) 11:30現在
ENECHANGE<4169>が大幅高で3日続伸している。東京証券取引所が25日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したほか、日本証券金融も同日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いているようだ。
■エフピコ <7947> 3,150円 +120 円 (+4.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位
エフピコ<7947>の戻り足が鮮烈、6月22日の年初来安値2504円をターニングポイントに急速なリバウンド局面に移行している。食品トレーや弁当・総菜容器を製造するが耐熱・耐油性などに優れる新素材や、消費者ニーズを考慮した工夫された容器構造など技術力の高さに定評がある。原材料費の高騰も価格改定で乗り切り、23年3月期は増収営業増益を見込んでいる。信用買い残も枯れ切った状態で、機関投資家とみられる実需買いで上値指向を鮮明としている。テクニカル的には5日移動平均線をサポートラインとする急勾配の戻りを継続、今月後半には25日・75日移動平均線のゴールデンクロスも示現している。
■ウエルシア <3141> 3,065円 +30 円 (+1.0%) 11:30現在
ウエルシアホールディングス<3141>が4日続伸している。前週末22日の取引終了後、沖縄県でドラッグストアなどを展開するふく薬品(沖縄県那覇市)の株式の52.58%を12月1日をメドに取得し、子会社化すると発表しており、これが好材料視されている。今回の子会社化は、ウエルシアがこれまでに出店していない沖縄エリアにおける経営規模の拡大と経営体質の強化を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、23年2月期業績への影響は軽微としている。
■サーティワン <2268> 4,105円 +35 円 (+0.9%) 11:30現在
B-R サーティワンアイスクリーム<2268>が3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は22日取引終了後に、22年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は11億2500万円(今期から連結決算に移行したため前年同期との比較なし)となり、通期計画11億9000万円に対する進捗率が94.5%に達していることが好感されているようだ。テイクアウト需要に加え、イートイン需要も新型コロナウイルス感染症拡大前に戻りつつあり、売上高は100億4700万円となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■JT <2914> 2,407円 +13 円 (+0.5%) 11:30現在
JT<2914>は全般地合い悪のなか売り物をこなし、頑強な値動きで目を引く。ロシアのウクライナ侵攻に伴い、「ロシア事業の継続性が疑問視され株価はいったん調整を余儀なくされたが、予想以上に下値抵抗力が強い」(中堅証券ストラテジスト)という。同社の収益基盤は強力で、6%を超える高配当利回りが見直されている。また、同社株の下落を見込んで空売りの買い戻し圧力も働いているもようだ。日証金では貸借倍率が0.2倍台と大幅に売り長の状態にある。また、機関投資家による貸株調達に伴う空売りなども考慮され、株価は前週に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現している。
■三菱UFJ <8306> 734.1円 +2.5 円 (+0.3%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や第一生命ホールディングス<8750>は強弱観対立。前週末の米国債券市場では先行き景気後退への懸念から長期債が買われる展開となり、米10年債利回りは終値ベースで2.75%台まで急低下した。これに伴い運用環境が悪化するとの思惑でゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>、シティグループ<C>など大手金融株が軒並み軟調な値動きを強いられた。東京市場でも米国事業を手掛けるメガバンクや大手生保株の株価はこの地合いを引き継ぎやすいところだが、株価指標面で割安感が強く、配当利回りの高さに着目した買いで下値抵抗力を発揮している。
■サンバイオ <4592> 1,119円 -193 円 (-14.7%) 11:30現在
サンバイオ<4592>が大幅安。前週末22日の取引終了後、先駆け審査指定制度の枠組みの中で外傷性脳損傷に対する治療薬としての承認審査を受けている同社開発品「SB623」について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の議題に含まれなかったと発表。これを受け、承認取得に対する期待感がしぼむ形で売りが先行しているようだ。8月3日に開催される薬事・食品衛生審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会の議題に同開発品が含まれなかったとしており、これにより9月までの承認取得はないという。会社側では、承認審査への対応に全社一丸となって日々全力で取り組んでおり、承認審査フェーズを最速で乗り切りたいとしている。
■東京製鐵 <5423> 1,390円 -101 円 (-6.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
東京製鐵<5423>が続落している。前週末22日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、営業利益を300億円から390億円(前期比22.7%増)へ、純利益を240億円から315億円(同1.4%減)へ上方修正したが、サプライズ感はないとの見方から売り優勢でのスタートとなっている。売上高は4000億円から3960億円(同46.2%増)へやや下方修正したものの、7~9月期に主原料である鉄スクラップ価格が4~6月期実績を下回ると想定されるほかこれまでの製品販売価格の値上げが製品出荷単価に反映されることが利益を押し上げる。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高906億5100万円(前年同期比70.8%増)、営業利益72億3300万円(同94.7%増)、純利益68億900万円(同87.4%増)だった。
■レーザーテック <6920> 18,220円 -260 円 (-1.4%) 11:30現在
レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄への売りが優勢となっている。前週末の米国株市場では米10年債利回りが急低下したものの、ハイテク株は買い疲れ感から売りに押される展開となった。特に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.6%安とナスダック総合株価指数を上回る下落率となった。エヌビディア<NVDA>が4%を超える下げとなったほか、半導体製造装置トップメーカーのアプライド・マテリアルズ<AMAT>やメモリー製造大手のマイクロンテクノロジー<MU>なども総じて下値を探る展開を強いられており、東京市場にもこの流れが波及している。外国為替市場で足もと円高に振れていることもネガティブに作用している。
■住友金属鉱山 <5713> 4,098円 -2 円 (-0.1%) 11:30現在
住友金属鉱山<5713>は売り買い交錯ながら頑強で、底値圏離脱を探る動きにある。株価は銅市況や金市況などの下落を背景に6月中旬以降大幅な調整に見舞われたが、前週は売り飽き気分が台頭し戻りに転じる兆しをみせていた。電子材料部門も収益の柱の一つを担っており、次世代パワー半導体材料の製造などにも積極的に取り組んでいる。そうしたなか、前週末22日に同社は、子会社のサイコックスがSiC(炭化ケイ素)基板の8インチウエハー開発ラインを新設することを発表、これが足もとの株価を刺激する材料としてマーケットの視線を集めている。
■SKIYAKI <3995> 517円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在
SKIYAKI<3995>がストップ高に買われている。この日の寄り前、オールインワン型ファンプラットフォーム「Bitfan」でNFT(非代替性トークン)サービスの提供を開始すると発表しており、これが好感されている。同サービスは、「LINE」アカウント保有者であれば誰でも簡単にウォレットを開設できる点やLINEのNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」でユーザー間での取引が容易である点などを考慮し、基盤技術にLINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」を採用。第1弾として、女優の今田美桜オフィシャルファンクラブ初となる有料会員500人限定のオフラインイベントで、記念NFTを発行するとしている。
■PSS <7707> 820円 +81 円 (+11.0%) 11:30現在
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>は急反発。世界保健機関(WHO)が23日、欧米を中心に感染が拡大している天然痘に似た感染症「サル痘」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態の宣言はWHOによる最高レベルの警告にあたるもので、2020年1月に新型コロナウイルスに対して出されて以来となる。これを受け、サル痘ウイルス向けPCR検査キットを手掛ける同社に思惑的な買いが向かっているようだ。
■WACUL <4173> 720円 +64 円 (+9.8%) 11:30現在
WACUL<4173>が大幅反発している。午前9時ごろ、同社の「AIアナリスト・シリーズ」をソニービズネットワークス(東京都渋谷区)が採用したと発表しており、これが好感されている。今回採用されたのは、同社のデジタルマーケティングのPDCAを支える分析・改善提案ツール「AIアナリスト」とそこから抽出された改善を実現するBPOソリューション「AIアナリストAD」。ソニービズでは、もともとWebサイトで顧客を誘導していた「トライアル登録」のハードルが高く、なかなかコンバージョンにつながらなくなっていたなか、WACULからコンバージョンの内容変更を提案。また、サイトだけでなく広告やSEO、純粋想起率を高めるメール施策など、マーケティング施策を一気通貫で実行した結果、前年比で10%改善したという。
●ストップ高銘柄
SKIYAKI <3995> 517円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在
1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース