トヨタは強弱観対立、急速なドル高・円安進行も欧州景気の落ち込みを懸念
トヨタ自動車<7203>は強弱観対立。6月の米CPIの結果が事前コンセンサスを上回る高い伸びとなったことを受けてFRBによる金融引き締め強化に対する見方が強まり、外国為替市場では一時1ドル=137円台後半までドル高・円安が進行した。為替感応度の高い同社株には輸出採算改善思惑が株価の刺激材料となる。一方、グローバル経済のリセッション懸念も日増しに高まっており、先行き自動車販売の減速懸念が、同社株をはじめ自動車セクターには重荷となっている。特にここ加速しているユーロ安にも反映される欧州景気の落ち込みは、ネガティブに捉えられやすい。
出所:MINKABU PRESS
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