新興市場銘柄ダイジェスト:ヘッドウォーターは大幅に反発、東京通信がストップ高
<4011> ヘッドウォーター 3875 +475
大幅に反発。米半導体大手NVIDIA Corporationと「NVIDIA Metropolis Partner Program」への参加に関する契約を締結したと発表している。今後、NVIDIAが提供するエッジからクラウド向けのAIプラットフォーム「Metropolis」を活用したスマートシティ向けアプリケーションを構築するほか、共同マーケティングも実施していく。プログラムに参画するパートナーは、スマートシティ向けのアプリケーションをシームレスに構築しているという。
<2998> クリアル 1052 +31
大幅に3日ぶり反発。投資用マンションを手掛けるBRI(東京都港区)と業務提携契約を締結したと発表している。不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の投資家により多くの投資機会を提供することが目的。BRIは、ハイグレードな住空間にこだわった投資用マンション「GALICIAマンションシリーズ」を東京都心で展開している。前営業日までの続落を受け、自律反発に期待する買いも入っているようだ。
<3995> SKIYAKI 416 +80
ストップ高。ソフトバンク<9434>のグループ会社リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(東京都港区)とホリプロ(東京都目黒区)と共同で、国内初となるAR/VRを利用した3Dビデオによるリアルタイム配信の実証実験を実施すると発表している。ホリプロ所属アーティストで声優の山崎エリイのファンクラブで、12日にトークショーを実施する。視聴者はAR機能やVR機能を利用し、本人がその場に現れるような臨場感ある体験ができるという。
<7359> 東京通信 1478 +300
大幅続伸でストップ高。任天堂<7974>の家庭用ゲーム機Nintendo Switch向けにゲームコンテンツの配信を開始すると発表している。第1弾として「意味がわかると怖いミステリー」を配信した。イラストの中からクイズの答えを探すゲームで、シンプルな操作で手軽に謎解きに挑戦することができるという。今後、スマートフォン向けカジュアルゲームアプリなどと並行してNintendo Switch向けタイトルを継続的に配信していく予定。
<2158> FRONTEO 1127 +150
ストップ高。一部メディアが「医師による認知症の診断を補助する人工知能(AI)事業などでNTT東日本と提携する」と報じ、買い材料視されている。報道によると「患者の会話データをもとに重症度を判定するAIの展開に向け、セキュリティー対策や運用保守で協力する。2024年3月期中の実用化をめざす」という。NTT<9432>グループとの提携は将来の利益拡大につながるとの期待から、買い優勢となっているようだ。
<4169> エネチェンジ 1443 +15
大幅に続伸。家庭向けデマンドレスポンスパッケージサービスを電力会社に拡販開始すると発表している。夏・冬の電力需給が逼迫する時間帯に節電を促すデマンドレスポンスを発動できるほか、春・秋の発電量が増える時間帯に電気使用のピーク時間帯をずらす行動を促すデマンドレスポンスも発動可能という。また、電力会社の節電プログラムに参加する家庭向けに政府が付与を検討している節電ポイントも確認できるという。
《ST》
提供:フィスコ